ものづくり補助金平成26年度製造業青森県

高精度両頭フライス盤導入による生産能力拡大と顧客ニーズ対応

株式会社ユーメリアファクトリーパーク

この事例のポイント

  • 既存設備では対応に限界があり、多様化する注文寸法やコスト削減の要望に十分応えられなかった。
  • コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
  • 摩耗チップの交換時間が片側1つあたり約3分となり、交換にかかる時間を約30%短縮した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ユーメリアファクトリーパーク
所在地青森県 青森市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数66人
資本金1億円
設立2003年

事業の背景

当社はユーメリアグループの青森工場で、普通鋼や特殊鋼、ステンレス、アルミなど50種類以上の金属の特注プレート加工販売を行っている。特殊鋼プレート市場では競争が激化しており、同業他社はコスト削減や納期短縮、品質向上で差別化を図っている。また特殊鋼メーカー各社では規格寸法の合理化が進み、市場全体で大型厚材料が増えていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力既存設備では対応に限界があり、多様化する注文寸法やコスト削減の要望に十分応えられなかった。
  • 生産能力既存設備では摩耗チップの交換に時間がかかり、その間の機械停止で稼働率が低下していた。
  • 生産能力特殊鋼メーカーの規格寸法の合理化や大型厚材料の増加に対応しにくかった。
  • 生産能力持ち運べる材料サイズまでしか加工できず、大きな材料を扱えなかった。

やったこと

コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。この機械はターンテーブルに設置した金属材料を設定寸法に自動で研削し、突起が2つあることから両頭と呼ばれる。開口部が広くオペレーターが作業しやすい構造で、切粉飛散防止のためカバーで覆われている。クランプ退避システムによりクレーンで材料を搬出入でき、最大積載重量320kg、最大サイズ460mm角の材料まで扱えるようになった。

事業の効果

摩耗チップの交換時間が片側1つあたり約3分となり、交換にかかる時間を約30%短縮した。切削加工時間も約17%短縮され、稼働率が向上した。機械の加工精度が10〜20ミクロン内に収まるため、後処理での手直しがほとんど不要になり、受注から翌々日の納品も可能になった。切粉の約99%を機内に溜められるため飛散が少なく、騒音も低減して安全な労働環境になった。

今後の展望

今後は多様化する需要に対応できる「青森ファクトリー」を目指し、小さなものから大きなものまで加工できる体制を整える。自動車や機械関連のパーツ需要の増加に備え、短期間での大量受注に応える生産体制を整える。また計測作業にも人の手がかからない機械を導入し、人材不足に対応していく考えである。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。