回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社石﨑製作所
成果1本当たりの加工時間 290秒→240秒
| 事業者名 | 株式会社石﨑製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 茨城町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 16人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
株式会社石﨑製作所は茨城町にあり、自動車部品やコネクターの板金・切削加工を行っていたが、現在はタインなどゴルフ関連製品を主力に製造している。6年ほど前からゴルフ場管理事業に参入し、芝のメンテナンス機に使うタインを中心にコース管理用品を製作している。国内だけでなくアジア、アメリカ、ヨーロッパへの販売も視野に入れている。
抱えていた課題
やったこと
切削加工からマシニング加工までを社内で一貫製造するため、CNC自動旋盤を導入した。これまでは切削加工の後に別の機械でマシニング加工を行っていたが、導入機械は1台で2つの加工ができる。1本当たりの加工時間は4分50秒から4分に短縮し、月間の製造能力は特注品を含めて1800本から3700本へ増強した。同時にCAD・CAMソフトウェアを導入し、図面データ管理と製造プログラム作成に使い、ソフトウェア作業者を新規採用した。
| 加工機 | CNC自動旋盤 |
|---|---|
| ソフト | CAD・CAMソフトウェア |
新しい製品・サービス:内径4mmや5mmの極細タイン(忍者タイン)
CNC自動旋盤の導入で製造工程が6から3に減り、外注していた切削加工の約半分を自社で製造できるようになった。100本以下の少量加工も受注できるようになり、特注品を含め短期出荷も可能になった。CAD・CAMの導入で図面作成が短縮され、製造プログラム作成の効率化も見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ゴルフ場管理用品事業へ6年ほど前に参入し、タインを中心に製作している流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
極細タインを内径4〜5mmで開発し、海外向けに忍者タインとして出荷、アメリカ西海岸へ販路拡大と具体的に書かれている。
外注依存で少量・短納期に応えられない課題を認識し、CNC自動旋盤導入で製造工程6から3に減らし社内製造を可能にしたと記す。
1本あたり加工時間を4分50秒から4分に短縮、月間製造能力1800本から3700本へ増強と数値目標・実績が示されている。
ソフトウェア作業者を新規採用しプログラム作成を担う体制が書かれているが、事務処理能力などの詳細は薄い。
ゴルフ場の予算に合わせて選べる多品種タインや、少量でも安定売上を見込める点など顧客ニーズの整理が具体的。
プログラム作成に半日かかる課題と、今後の作成時間短縮・技術向上の方針は書かれているが、スケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ゴルフ場管理用の極細タインは、内径6mm主流の中で内径4〜5mmとし、メンテナンス跡が目立たない高付加価値品として位置付けられている。
ジャパンブランドとして海外展開する点はうかがえるが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
加工時間短縮と月間能力の約2倍増強、外注の約半分を内製化するなど、設備投資に対する生産性向上の効果が数字で示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
ゴルフ関連製品の海外展開はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は書かれていない。
茨城町の企業として海外へ販路を広げる点はうかがえるが、地域の雇用や経済成長への牽引は明示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は利益を減らさず製造コストを削減するため、製造プログラム作成時間とタインの製造時間の短縮を図る。今年からアメリカ西海岸を中心に全土のゴルフ場へサンプルを送り、販路を拡大している。
コンビニエンスストアのように不特定多数のゴルフ場と取引ができるようになれば、少量でも安定した売り上げが確保できる。極細タインは世界でも通用すると思いますし、いずれはゴルフの本場ヨーロッパでも販売できれば
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名