回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社カナヤ食品
成果品種切替時間は30分短縮した
| 事業者名 | 株式会社カナヤ食品 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 銚子市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 82人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1960年 |
株式会社カナヤ食品は即席めんの創生期から生産を行い、サッポロ一番などのOEM生産を主な事業としている。国内の即席めん市場ではカップめんの増加が続き、2013年に生産数はカップめんと袋めんが逆転し、現在の割合は6:4になった。世界の即席めん生産量はこの10年で倍増し1000億食を超えた。
抱えていた課題
やったこと
乾燥具材を複数種類充填できて投入部分の清掃がしやすい構造のカップシール機バラ具材払出し装置を導入した。従来のアナログ方式からダブルコンベアのデジタル方式に変わり、加薬の充填がデジタル制御できるようになった。加薬を機械へ、機械からカップへ投入するコンベアの仕様を決定し、各工程と機械の再配置を行った。充填能力、切替時間短縮、衛生面、清掃度合の数値化を確認し、運用手順のマニュアルを整備した。
| 加工機 | カップシール機バラ具材払出し装置 |
|---|---|
| 加工機 | ダブルコンベア |
品種切替時間を30分短縮し、従来より5%の増産体制を構築した。定格電力は35%削減され、電気代の削減につながった。充填部分が清掃しやすくなり、コンタミリスクが軽減して衛生面と食品安全への対応度が向上した。若年者や女性社員も清掃できるようになり、熟練社員が本来の業務に専念できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
即席めん製造の経緯や衛生管理の課題は書かれるが、過去の取組との一貫した戦略位置付けまでは明示されていない。
市場環境としてカップめん増加や年1000種類余りの新製品投入は読み取れるが、自社の強み・弱みと競争優位の関係は薄い。
具材入替の時間や清掃・コンタミリスクが課題として示され、充填機の改善で品種切替30分短縮や5%増産という解決策が示されている。
目標として5%の生産性アップや30分の切替短縮が示されるが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
メーカーや産業技術センターとの検討、運用手順の整備に触れるが、推進体制や人材の詳細は薄い。
食の安心・安全への対応とOEM生産という顧客像は読み取れるが、選ばれる理由の整理は具体性が薄い。
課題、解決策、目標と期限(平成27年12月、平成28年3月)が表で整理され、マニュアル化や既存ライン入替も計画されている。
公開されている事例からは読み取れません。
即席めん市場の一般的な状況は書かれるが、高付加価値化や高価格化の水準は示されていない。
HACCP条例やFSSC22000取得など食品安全の社会的要請はうかがえるが、波及効果や雇用創出は書かれていない。
30分短縮や5%増産の成果はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
衛生管理の高度化や清掃の数値化は触れるが、デジタル技術を用いた業界イノベーションへの貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
千葉県銚子市・旭市の拠点は書かれるが、地域特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今回完成した新生産ラインは1つで、現在は従来のラインと同時に稼働している。平成30年には既存ラインも新規ラインへ入れ替える計画である。
製麺技術の中に製品の美味しさとお客様が食べて安心できる技術があると思います。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分