ものづくり補助金平成26年度建設業新潟県

管理性と施工性を高めた低価格な防草緑化一体化シートの開発

株式会社皆建

成果100平方メートルの注文に対する製作枚数 40枚→10枚

この事例のポイント

  • 防草シートの製作がすべて手作業で、手間がかかっていた。
  • 1m×25mのシートを縫える加工機を導入した。
  • 100平方メートルの注文に対する製作枚数 40枚→10枚。加工機の導入で、100平方メートルの注文に対する製作枚数が40枚から10枚に減り、手間が大幅に減った。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社皆建
所在地新潟県 新潟県胎内市
業種職別工事業
設立1989年

事業の背景

皆建は建築・不動産事業、道路緑化材を製造販売する緑化事業、マコモダケを生産販売する生産事業の3事業を行っている。防草シートは帯や法面、駐車場脇の一帯などに使われ、少しずつ需要が高まっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力防草シートの製作がすべて手作業で、手間がかかっていた。
  • 品質・精度1m×2.5mのシートを繋ぎ合わせるため継ぎ目が多く、防草効果が劣り、手縫いのため質にムラが出ていた。

やったこと

1m×25mのシートを縫える加工機を導入した。以前は100平方メートルの注文が入ると40枚の防草シートを製作し繋ぎ合わせる必要があったが、新しい加工機では10枚作って4枚繋ぎ合わせるだけでよくなった。防草シートの上にスナゴケを撒き、苔が飛ばないようネットを敷いて縫い合わせて『防草緑化一体化シート』を作る。

加工機シートを縫える加工機(1m×25m対応)

新しい製品・サービス:防草緑化一体化シート

事業の効果

  • 100平方メートルの注文に対する製作枚数 40枚→10枚

加工機の導入で、100平方メートルの注文に対する製作枚数が40枚から10枚に減り、手間が大幅に減った。継ぎ目が減ったことで強度も上がり、機械化により質の安定と向上も実現した。手間が減った分、製品単価を下げられ、量産体制を整えられるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    防草シートの手作業製作から生産体制を整える流れは読み取れるが、過去の取組との位置づけや経営戦略上の明確な記載は乏しい。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    行政の需要が高い点や『防草緑化一体化シート』の利点は書かれているが、競合との比較や自社の強み・弱みの記載は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    手作業の手間と継ぎ目による防草効果低下という課題を示し、加工機導入で10枚中4枚繋ぎ合わせに減ったと具体的に書かれている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    製作枚数の変化や継ぎ目の削減は読み取れるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    改良中の課題や全国展開の予定はうかがえるが、人材や事務処理体制についての記載は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    防草と見た目の両立、剪定不要、行政の需要など製品価値と顧客ターゲットが具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    基盤シートの改良や市場調査・営業活動の予定は書かれているが、スケジュールや課題解決方法の詳細は乏しい。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    防草シートに苔を組み合わせた商品で差別化は読めるが、分野の普及度や高価格化の水準は示されていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    交通事故防止や除草作業の危険軽減、環境問題への貢献など社会的意義は書かれているが、雇用や波及効果の数値は示されない。

  • 費用対効果3

    製品単価を下げられたことや強度向上は書かれているが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    リサイクル不織布や耕作放棄地の活用など環境面はうかがえるが、先端的デジタル技術や地域サプライチェーンへの貢献は薄い。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    新潟県の地域企業として他県の行政からも受注実績があると書かれており、地域特性の活用はうかがえるが、雇用創出の記載は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

ミシンの穴から雑草が生えてくるという指摘を受けて基盤シートを改良中である。問題が解決次第、全国展開を見据えて市場調査や営業活動に力を入れる予定である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。