回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社柿下木材工業所
| 事業者名 | 株式会社柿下木材工業所 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 高山市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1981年 |
1957年の創業以来、飛騨高山で木製照明の製造・販売を手掛けてきた。他社にない技術や素材を持ち、製造から完成まで一貫した体制を整えている。半世紀にわたり木製照明を作り続けてきた実績がある。今後はLEDを使った付加価値の高い木製照明器具の市場価値が高まると見込まれている。
抱えていた課題
やったこと
3Dターニングマシンを導入し、手作業では難しい複雑な形状を安全かつ正確に切削する取り組みを行った。厚さ2ミリの薄さ、0.1ミリ単位での加工精度、左右非対称となる複雑なデザインの加工といった技術を確立した。機械の導入により、職人並みの高い技術を持つスタッフが商品を作れる体制を整えた。
| 加工機 | 3Dターニングマシン |
|---|
新しい製品・サービス:高付加価値木製照明器具
手作業から3Dターニングマシンへの移行により、薄さの追求、加工精度の向上、複雑なデザインの加工が容易になった。これまで諦めていた極めて薄い厚みの加工も可能になった。自動化により作業の安全性が確保され、作業時の危険も軽減された。機械で労働力を効率化したことで、市場ニーズに応える商品開発に取り組む時間も確保できるようになった。一方で、機械加工後の研磨作業に時間がかかり、目標販売価格の達成を妨げている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の木製照明製造の実績から自社製品の延長として位置付けられているが、経営戦略上の明確な位置付けの記述は薄い。
顧客の多様な要望や市場価値の高まりに触れ、一貫した技術や素材を強みとするが、競争優位の定量的な比較は示されていない。
手作業の生産が間に合わない、ばらつくといった課題を認識し機械導入で解決を図るが、高付加価値化の数値目標は示されていない。
付加価値や賃上げの目標値は示されておらず、薄さ0.2ミリ等の加工精度はうかがえるが、実現可能性の数値根拠はない。
職人並みの技術を持つスタッフが機械を使う体制や、半世紀にわたる製造実績がうかがえるが、人材や事務処理体制の具体記述は薄い。
天然木の暖かさと光の美しさによる心地よさを基調とする顧客価値が示されるが、ターゲットやニーズの裏付けは整理されていない。
研磨作業が販売価格達成の課題とされ、改善活動や展示会での販売など今後の取り組みは示されるが、スケジュールは具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
LEDを使った付加価値の高い木製照明器具を、薄さ0.2ミリ等の高水準の加工で差別化しており、同分野で高付加価値化を図る内容と読み取れる。
地域の木材産業や飛騨高山での製造に触れるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由の記述は薄い。
付加価値や生産性の増加を示す数値はなく、研磨作業の時間短縮など定性的な効果のみで費用対効果は読み取りにくい。
3Dターニングマシンという先進的な加工機械の活用はうかがえるが、サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルの記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
飛騨高山の地域で木製照明を製造する事業であることは読み取れるが、地域の成長や雇用創出への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
研磨作業の改善活動を通じて作業時間を短縮し、購入しやすい価格を目指す。今後は高付加価値照明器具の製造・販売の事業化に向けて継続して取り組み、技術力のPRや展示会を通じて販売を進める。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人