新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
| 所在地 | 石川県 加賀市 |
|---|---|
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 2人 |
| 設立 | 1955年 |
1955年(昭和30年)に現代表の父が山中温泉で木地製造業を開業し、以来一貫して漆器の椀木地を製造してきた。従来は漆器問屋の製品規格に沿った椀木地が中心で、全国の産地からの仕事が多かった。一方で全国的に木地屋の廃業が相次ぎ、これまで取引のなかった業界からのOEM発注が増えてきていた。
抱えていた課題
やったこと
NC加工機メーカーと当社向けのカスタマイズ内容を打ち合わせながら、2軸制御と3軸制御の外形加工専用機を各1機、計2機を購入した。2軸制御機は材料をセットしてスイッチを入れると自動で稼働し、終われば自動で停止するため、他の作業を同時並行で行える。3軸制御機は切削工程の途中でも刃物の角度を変えられるため、旋盤とフライス盤を取り外さずに加工でき、四角や楕円の形状や変形象嵌などの加工が可能になった。あわせて工場内の設備配置と生産工程を見直し、木粉対策として集塵設備も設置した。
| 加工機 | 2軸制御外形加工専用機 |
|---|---|
| 加工機 | 3軸制御外形加工専用機 |
新しい製品・サービス:0.1mm単位の加工技術を活かした、テーブルウェア、玩具、生活雑貨などの新製品
NC加工機の導入により、一人で従来の旋盤やNC旋盤などを掛け持ちし、二、三種類の商品を同時進行で制作できるようになり、生産能力と効率が向上した。データが機器に直結したことで型やセットの手間が減り、正確さも高まった。3軸加工機によって複雑形状の加工にも対応でき、規格にとらわれない自由な発想の商品を製造できるようになった。その結果、売上高に占めるデザイナー製品とOEM製品の比率は70%に達し、取り組み前と比べて30%伸びた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
旋盤から NC 加工への移行と従来の椀木地から OEM・デザイナー製品への軸足移動が書かれ、一貫性はうかがえる。
全国の産地からの仕事や異業種とのコラボによる製品化が書かれ、強みの活用はうかがえるが、市場分析の記述は薄い。
旋盤メーカー消滅による修理困難という課題認識と、3軸機導入での生産性向上が書かれ、課題と対策のつながりは読み取れる。
「生産性の大幅な向上」や売上比率70%、事業取り組み前比30%の伸びは書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員数2人と書かれるのみで、加工体制や事務処理能力について具体的な記述は見当たらない。
テーブルウェアや玩具、生活雑貨を対象とし、デザイナー製品やOEM製品としての選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後の展示会参加や新設備(4軸・5軸・レーザー)の導入検討は書かれるが、スケジュールや課題解決方法は明確でない。
公開されている事例からは読み取れません。
旋盤の限界とされた加工を超えた木製品の製造で、同分野で高付加価値化を図る内容が具体的に書かれている。
山中漆器産地の危機や伝統漆器産業への影響に触れ、地域的な意義がうかがえるが、経済波及や雇用創出の数値は書かれていない。
売上高に占める比率が70%、30%の伸びと書かれ、投資に対する効果の一端は読み取れるが、費用対効果の算出は書かれていない。
NC加工機やデータ直結による効率化は書かれるが、新しいビジネスモデルや地域サプライチェーンへの貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
山中漆器の木地製造技術を活かし、伝統産地の地盤沈下に対応して新しい木製品を生み出している点が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は新たな客先の開拓を進め、各種展示会や支援機関のマッチング会に積極的に参加する予定である。また、新しい商品アイテムの多様化をめざし、4軸・5軸加工機やレーザー加工機の導入も視野に入れている。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
洗瓶機JRS-2400SH型を導入し、蔵で使用する約20種の形状の瓶をすべて洗えるようにした。
効果:瓶詰・計量・検品の必要人数 8人→4人