回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社ヤマト製作所
成果摺り合せ加工時間 24時間→2時間
| 事業者名 | 有限会社ヤマト製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1980年 |
当社は昭和55年に資本金500万円で創業し、ホンダ、スズキ、ヤマハの二輪・四輪自動車部品の金属プレス用金型を製作している。主な取引先はプレス加工メーカーで、金型供給先の50%以上が海外(北米、インド、インドネシア)である。バブル崩壊、リーマンショック、円高などで海外売上げが落ち込んだ時期もあったが、近年は独自技術により「海外で製作できない特定部品はヤマト製作所で」との声も多く、順調に売上げを挙げている。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、コラム型精密平面研削盤を導入した。取付面と側面による平面研削の能力と効率が向上し、金型精度の向上につながった。摺り合せ加工時間は従来24時間要していたが、2〜3時間に短縮された。これにより一体型多工程金型(順送型)の製作技術を確立し、プレス加工メーカーからの要望に幅広く対応できるようにした。
| 加工機 | コラム型精密平面研削盤 |
|---|
新しい製品・サービス:一体型多工程金型(順送型)の製作技術
一体型多工程金型の設計者育成として、レイアウトを含む全設計業務を任せられる人材を育成した。絞り型の部品設計業務に特化した人材も育成した。2次元CAMの操作性を改善し、操作時間を15%短縮した。大型や異形物の底面研削が可能となり金型の精度が向上した。納期短縮や設計変更への対応力も強みとなっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
長年の深絞り金型製作の実績と熟練工の固有技術を事業の基盤としており、既存事業との連続性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
海外売上が落ち込んだ時期を経て『海外で製作できない特定部品はヤマト製作所で!』との声があり、独自技術で強みを発揮している点が具体的に書かれている。
熟練工の摺り合せに多くの時間を要する課題を認識し、摺り合せ時間を従来24時間から2〜3時間に短縮する計画が具体的に示されている。
摺り合せ時間を24時間から2〜3時間に短縮する目標値が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
補助事業担当の工場長や熟練工への言及はあるが、体制や事務処理能力を確保できているかは書かれていない。
海外で製作できない特定部品を求める顧客の声や、高精度・短納期の要望が示され、選ばれる理由が整理されている。
設計者育成や2次元CAM操作性改善の成果は示されるが、遂行スケジュールや中長期の課題検証方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ステンレスやチタンの深絞り加工という難加工分野で、熟練技を活かした高付加価値の金型を製作している点が書かれている。
二輪・四輪自動車部品の製造に関わる取引先があることはうかがえるが、国が補助する波及効果や雇用創出は書かれていない。
摺り合せ時間の短縮や操作時間15%短縮など効果はあるが、補助金投入額に対する費用対効果は書かれていない。
2次元CAMの操作性改善やコラム型研削盤の導入はうかがえるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
浜松市西区という地域での事業であることは書かれているが、地域の特性を活かした経済成長への牽引は具体的に述べられていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
本事業の成果をもとに、二輪・四輪自動車部品の中でもステンレスやチタン等の難加工材の深絞り加工において、高精度な金型を納期通りに顧客に納入することで、新たな受注機会の獲得や生産性向上による収益性の改善につながると思われる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名