精密樹脂加工品の生産性向上と納期短縮実現の為の設備導入事業
当社特注仕様の最新鋭機種である大型マシニングセンターMM2000を導入した。
効果:試作品の加工時間 320分→260分
ミツワハガネ株式会社
成果主脚内部挿入部品の1本あたり加工時間 2.5時間→2時間
| 事業者名 | ミツワハガネ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県 延岡市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 設立 | 1959年 |
当社は昭和34年に特殊鋼鋼材の卸販売業を創業し、その後機械加工に進出し、部品製作から組立までの一貫製造へと事業を拡大してきた。しかし機械加工部門は社会経済環境の変化により顧客が流動化し、受注は常に不安定な状況にあった。平成17年、航空機部品メーカーから大型旅客機の降着装置の連結アームなど航空機関連部品の製造依頼があり、受注を決断して航空機降着装置部品の加工分野に進出した。
抱えていた課題
やったこと
ワーク交換用のロータリーテーブルと、加速度の速い最新鋭の横型マシニングセンタを導入した。これにより多種の加工部品に対応した専用治具への自動交換を可能にし、一面のテーブルで加工している間に他面のテーブルで加工前のワークセッティングを行う方式を試みた。その結果、加工機を止めずに連続運転できることを確認した。さらに最新鋭機の加工速度と相まって大幅な生産性の向上が見込めることが分かった。今回導入の横型マシニングセンタは複雑形状部品や切替頻度の高い部品に充て、従来の加工機は加工度の低い部品や加工点数の多い部品に充てることで、工場全体の生産能力を大幅に向上させる体制とした。
横型マシニングセンタの導入により、課題であった加工精度と加工速度が向上し、準備作業の時間も短縮された。主脚内部挿入部品では1本あたり0.5時間の短縮が可能になり、切削面の仕上がりが取引先の要求精度に達したため、最終の手仕上げ工程を省くことができ、大幅なコストダウンを実現した。加工精度の高い設備により他の設備にも余裕が生まれ、大型旅客機から小型旅客機まで幅広い受注に対応できる体制が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成17年に航空機部品加工へ進出し、平成23年にJIS Q 9100を取得するなど、過去の取組と一貫した事業展開が読み取れます。
顧客要求の「高品質・短納期・コストダウン」への対応は書かれていますが、市場動向と自社の強みの比較分析は具体的に示されていません。
加工速度、段取り時間、切替頻度、納期遅れの4つの課題を挙げ、横型マシニングセンタ導入で解決を図る流れが示されています。
1本あたり2.5時間を2時間に短縮し、月平均で9~12時間の加工時間短縮を見込むなど、数値目標とその根拠が示されています。
生産管理の義務づけやJIS Q 9100取得には触れていますが、補助事業を遂行する人材や事務体制は書かれていません。
航空機の降着装置部品という製品と、取引先の精度要求への対応は読み取れますが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄いです。
今後の前脚部品への受注拡大が示されていますが、導入後の遂行スケジュールや課題の解決方法は具体的に書かれていません。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
製品1個の付加価値が高い航空機部品を扱い、加工難度の高い分野へ広げる方針が示されていますが、同分野での高水準の位置づけは数値で示されていません。
国産リージョナルジェットの量産への対応に触れていますが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は具体的に書かれていません。
加工時間の短縮と最終手仕上げの省略による大幅なコストダウンが書かれていますが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていません。
最新鋭の横型マシニングセンタの導入は書かれていますが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記載はわずかです。
小型機への主力移行に合わせ、航空機部品分野へ進出し国産リージョナルジェット機やビジネスジェット機に対応する方向性がうかがえます。
公開されている事例からは読み取れません。
加工精度の高い設備導入により、大型旅客機から小型旅客機まで今後の幅広い受注に対応できる体制が構築できた。国産のリージョナルジェット機の量産にも対応でき、ビジネスジェット機等の新規受注獲得競争に対する体制も整った。今後は実績と信頼性を高めて、より加工難度の高い前脚部品にも受注を拡大し、降着装置部品製造で培った加工技術や品質管理体制を基盤に、より高い精度を要求される部品の製造分野へ業務を広げていきたい。
当社特注仕様の最新鋭機種である大型マシニングセンターMM2000を導入した。
効果:試作品の加工時間 320分→260分
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分
当初は自動車リサイクル法の施行前年の2004年に自動車プレス機を導入し、シュレッダーダストを排出しない取り組みを進めた。
効果:プレス加工時間(1台当たり) 6分→3分