自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社 吉村熔接所
成果溶接加工時間 18時間→7時間
| 事業者名 | 株式会社 吉村熔接所 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 東大阪市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
創業50年以上の株式会社吉村熔接所は、金属同士を接合する溶接に加え、金型の表面を硬くしたり腐食や熱に耐えるようにしたりする肉盛溶接を強みとしている。主な取引先は自動車部品や機械部品を扱う金型業者である。大阪は自動車や航空機産業に力を入れる名古屋に押されている感があり、ものづくりで負けたくないという思いから、付加価値を高めるために設備導入を望んでいた。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、ドイツ・アルファレーザーの大型精密レーザー溶接機「ALM250」を導入した。ジョイスティックで3軸方向に動かしてヘッドの位置を微調整でき、位置決め精度はミリメートル単位である。窒化層と相性の良い材料を配合した溶接棒を、溶接棒メーカーの協力を得て研究し厳選した。協業したメーカーのノウハウを生かし、ピンホールを抑える溶接棒の材料を改善した。
| 加工機 | ドイツ・アルファレーザーの大型精密レーザー溶接機「ALM250」 |
|---|
ALM250の導入により、レーザー溶接の加工時間は約半分に短縮され、大型の金型ほど作業効率が上がり時短につながった。窒化処理後の肉盛溶接では、材料を工夫した溶接棒によりピンホールが大幅に減り、品質が向上した。納期も従来の2日半から1日、もしくは半日に短縮できる見込みである。装置の導入後は月に数件の問い合わせが入っており、営業面の反応も上々である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
事業内容として肉盛溶接の強みと窒化処理後の改良課題が示され、過去からの取組との関連は読み取れるが、経営戦略上の明確な位置付けは書かれていない。
熟練職人の溶接とレーザー溶接の融合が強みとされ、大阪の自動車・航空産業に対する名古屋との競争意識も示されている。
レーザー溶接の時間が18時間から7時間、納期が2〜3日から約1日に縮まり、ピンホールも50個から4個へ減らせた数字が示されている。
加工時間の短縮や納期短縮の目標と見込みが数字で示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員5名の小規模体制と熟練技能者の存在はうかがえるが、補助事業を遂行する体制として具体的な記述は少ない。
精密な肉盛溶接や短納期・小ロット・試作対応が強みとして示され、顧客や選ばれる理由が読み取れる。
窒化処理後の溶接棒の改良など課題解決の方法は書かれているが、中長期のスケジュールは具体的に示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪に数台とされる付加価値の高い装置で、まだ国内導入は少ないとされ、高水準の付加価値化が読み取れる。
大阪の自動車・航空産業への貢献や雇用創出は直接書かれず、国が補助する積極的理由は限定的にしかうかがえない。
設備投資額は1桁違うと記されるが、補助額と付加価値増加の関係は数字で示されず、効果は時間短縮の数字で示されている。
レーザー溶接と熟練技術、協業メーカーとの連携による材料開発は示されるが、サプライチェーン全体への貢献は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪のものづくりの競争力強化に触れているが、地域の経済成長や雇用創出への効果は具体的な数字として書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ジョイスティックの操作に習熟するとともに、大型金型のレーザー肉盛溶接のさらなる効率化が期待できそうだ。
まだ国内への導入は少ない
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件