吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社ヤマエ
| 事業者名 | 株式会社ヤマエ |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪府堺市中区 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 26人 |
| 資本金 | 1.3億円 |
| 設立 | 1939年 |
当社は昭和14年に創業し、ダイキン工業の業務用空調機に必要な部品の製造を幅広く手がけてきた。量産ではなく、1カ月に200〜300種類の部品を作る多品種生産が主力で、ダイキン工業、エクセディなどが主な取引先である。小規模事業者ながら品質管理課を設けて品質管理体制を整え、堺技衆の認定も受けている。
抱えていた課題
やったこと
CNC3次元測定器を導入し、自動で測定できる検査体制を整えた。手動の測定器に比べて計測点を増やすことができ、厳しい品質チェックに対応できるようにした。担当者による計測のばらつきを抑えることにも成功した。これにより、出荷前の品質チェックの精度を高め、流出不良や加工不良の削減に取り組んだ。
| 検査測定 | CNC3次元測定器 |
|---|
自動検査できるCNC3次元測定器の導入により、手動に比べて計測点を増やせるようになり、計測のばらつきを抑えられるようになった。品質管理体制をさらに高め、不良を限りなくゼロに近づけることを目指している。顧客からの信頼は既に厚く、不良率は0.0125%と高くはない水準である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ダイキン工業の空調機部品製造を創業以来手がけ、品質管理体制を積み重ねてきたことは読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
大阪に留まり多品種小ロットに磨きをかけた点、不良率0.0125%という数字から、競争優位となる品質の強みが具体的に読み取れる。
手動計測の限界を課題と認識し、CNC3次元測定器導入で計測点を増やし検査のばらつきを抑える実効的な取組が示されている。
高付加価値化や賃上げの目標値は示されておらず、不良率を限りなくゼロにするという定性的な方向性のみがうかがえる。
品質責任者の配置や品質管理課の設置、若手社員への業務割当などの体制は読み取れるが、補助事業遂行体制の具体性は薄い。
品質の高さを強みとし、品質検査証明書の提出を求める企業などをターゲットにする方針が書かれており、顧客像はある程度読み取れる。
CNC測定器導入による品質チェックの方向は示されるが、中長期の検証やスケジュール、課題解決の進め方は記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
多品種小ロットの部品製造で、鋳物加工を手がける点や品質を重視する点から、同分野での高品質化の方向性がうかがえる。
大阪の製造業を支えてきた点や若手の雇用に触れるが、川上川下への波及効果や国が補助する積極的理由は書かれていない。
不良率0.0125%や計測点増加によるばらつき抑制など効果はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
自動CNC測定器の導入は示されるが、先端的デジタル技術やサプライチェーンへの貢献、新ビジネスモデルの記載は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪堺市の地域での事業継続と若手の雇用に触れ、地域の製造業としての役割はうかがえるが、地域経済牽引の具体性は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は空調関係だけでなく、電化製品や産業用機械などへ活躍の幅を広げる方針である。品質の高さをアピールし、品質検査証明書の提出を求められる企業などに売り込み、新規顧客の開拓に力を入れたい考えである。
不良が一つでも、購入されたお客さまにとっては大事な一つ
公式の事例集より(原文のまま)
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円