ものづくり補助金平成26年度宿泊業、飲食サービス業大阪府

奈良の伝統食材で漬物(ピクルス)事業、メーカーに向け一歩

株式会社 かめいあんじゅ

この事例のポイント

  • 外食産業全体の売り上げが低下しており、発想や手法を変える必要がある。
  • 補助事業では、奈良県の伝統野菜や果物を使って漬物を製造するため、遠心脱水機、蒸気加熱付オーブン、急速冷却機、型抜き機などの調理器具を大阪市鶴見区のメインキッチンに導入した。
  • 平成27年1月に食感を大切にした衛生的な漬物作りを始め、大量の野菜を衛生的に新鮮なまま加工できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社 かめいあんじゅ
所在地大阪府 大阪市
業種飲食店
従業員数123人
資本金1億円
設立1972年

事業の背景

かめいあんじゅは昭和47年にオープンした大阪初のフランスレストランに始まり、レストランのほか、パン、洋菓子、惣菜など関連商品に事業を広げてきた。現在は大阪、奈良、神戸に16店舗を展開している。真鍋純社長は外食産業全体の売り上げが異業種の参入などで低下していることに危機感を持っていた。平成26年8月、奈良の伝統野菜や果物に出会い、漬物(ピクルス)への活用を思い立った。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力外食産業全体の売り上げが低下しており、発想や手法を変える必要がある。
  • 新製品・新技術奈良の伝統野菜や果物を使った漬物事業は、まだ製造・販売の体制が整っていなかった。

やったこと

補助事業では、奈良県の伝統野菜や果物を使って漬物を製造するため、遠心脱水機、蒸気加熱付オーブン、急速冷却機、型抜き機などの調理器具を大阪市鶴見区のメインキッチンに導入した。これらにより、大量の野菜を衛生的に新鮮なまま洗浄、殺菌、漬け込み、冷却できるようになった。スパイス漬け(薬膳ピクルス・フルーツ入り奈良漬け)など洋風・和風の漬物を作ることができた。

加工機遠心脱水機
加工機蒸気加熱付オーブン
加工機急速冷却機
加工機型抜き機

新しい製品・サービス:奈良ピックルス、奈良野菜ピクルス、フルーツ入り奈良漬け、丸ごとトマト漬け、黒豆のバニラ漬け、大和トウキ漬けピックルス、桃鹿茶

事業の効果

平成27年1月に食感を大切にした衛生的な漬物作りを始め、大量の野菜を衛生的に新鮮なまま加工できるようになった。多様な調理法による漬物が完成し、生産量の増加と高付加価値化が図れた。卸売業者や通販各社への対応ノウハウや、生産、保管、ブランド戦略、営業を考えるメーカーとしての道も開けた。3年後の平成32年には売上高1億円を目指す。

今後の展望

地元農家との連携を深め、奈良での製造を計画している。季節商品など種類を増やし、冷蔵品からお土産として全国で販売できる常温品の開発も進める。将来はお土産やギフト市場で10億円規模の事業に育てたい。

  • 目標:大和トウキ漬けピックルスを発売し、1年間で2,107パック(月平均175パック)を販売した。

事業者の声

社員にはレストランを中心とした仕事以外、農業(農産物加工)も選べるようにしたい

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。