木取り工程に最新設備を導入することで、操作性、安全性、生産性を高め、ギフト市場へ進出する
木取り(カット)工程に、アミテック㈱製のコンピュータ制御全自動式ランニングソーRCV-100Bを導入した。
効果:木取り工程時間 3.3分/個→3.1分/個
成果月間受注数(張り替え案件) 8件/月→25件/月
| 所在地 | 大阪府 大阪市西成区 |
|---|---|
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 800万円 |
| 設立 | 2008年 |
同社は平成20年に設立され、平成22年から製造にも着手し、現在は製造から取り付け設置工事までを一貫して行っている。主要な取引先は内装設計会社や家具メーカーなどである。海外からの安価な製品の流入が多くなり、取引先からのコスト削減要求も強まっていた。従業員は13名、資本金は800万円である。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金を使ってCAD、デザインシステム、自動裁断機を導入した。まず型紙を使用した裁断からデータを利用する裁断に切り替え、型紙材料を削減した。型紙の管理にかかる手間やそれを探し出す時間は10%削減され、型紙を保管していたスペースも空いた。裁断するパーツを最適に配置できるようになり、5~10%のコストダウンと廃材処理費用の削減につながった。張地の裁断は機械化により専門的な知識や経験がないアルバイトやパートでも可能になり、職人1人が1年間に裁断に要する時間は約800時間から3分の2に短縮できるようになった。
| ソフト | CADシステム |
|---|---|
| ソフト | デザインシステム |
| 加工機 | 自動裁断機 |
自動裁断により正確な裁断が可能になり、安定した価格と品質の確保につながる。型紙の管理の手間や保管スペースが減り、製造工程のコストも下がった。職人の技をより生かせる体制となり、生産効率と1人当たりの付加価値の向上が期待できる。同社がこれまで対応しきれなかった顧客を取り込み、年間売上高を3倍以上に増やす計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成20年設立、22年に製造へ着手し、張り替えや別注製作を続けてきたとの経緯は読めるが、補助事業の位置づけとの明確な結びつきは薄い。
海外からの安価な製品流入と取引先のコスト削減要求を背景に、短納期と技術で勝負する体制を整える必要性が書かれている。
現状の課題として月間受注8件を挙げ、目標25件・年間売上3倍以上、裁断工程を3分の2に短縮するなど数字で示されている。
職人1人当たり年間536時間を技術向上に充てる目標、受注8件から25件、売上3倍以上と数値目標が明示されている。
職人の育成や事務担当への作業移行に触れるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は少ない。
短納期・オーダーメイドに対応できる点や、店舗の張り替えに特化している点が書かれ、選ばれる理由が読み取れる。
ソファ張り替えの提案や販路開拓の方針は示されるが、スケジュールや課題解決の具体的な方法は記載が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
オーダーメイドの張り替えは一般的な分野で、高付加価値化の水準は記載からはわずかにうかがえる程度。
地域の雇用創出や経済波及効果について直接の記述は少なく、国が補助する理由はわずかにうかがえる。
裁断時間を800時間から3分の2に短縮、コスト5〜10%削減、型紙削減の効果が数字で示され、費用対効果がうかがえる。
CADや自動裁断機の導入で工程を機械化する点は読めるが、サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルの記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
地域特性への言及は少ないが、大阪市西成区の企業として技術で勝負し付加価値を高める方針が読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
当面の目標として月間の張り替え案件を25件に増やし、年間売上高を3倍以上にする計画である。今後は機械化できる工程の時間を3分の1に短縮することを目指し、職人の技術向上に時間を充てる。主要顧客の内装設計業者にリノベーションや既存商品の張り替えを提案し、提携業者とオーダーメイドに近い張り替えの新たな販路開拓にも乗り出す考えである。
木取り(カット)工程に、アミテック㈱製のコンピュータ制御全自動式ランニングソーRCV-100Bを導入した。
効果:木取り工程時間 3.3分/個→3.1分/個
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル