ものづくり補助金平成26年度製造業和歌山県

プレスブレーキの設備更新による生産性UP及び省エネ化

桝谷精工株式会社

成果金型交換時の作業時間(簡単な加工の平均) 350秒→40秒

この事例のポイント

  • 加工設備が設置から長年経って古く、加工前の金型セットや機械の調整作業に時間がかかっていた。
  • 曲げ加工用の最新プレスブレーキ「ハイブリッドドライブベンダーHG8025」(アマダ)を導入した。
  • 金型交換時の作業時間(簡単な加工の平均) 350秒→40秒。プレスブレーキの導入により、加工データ作成と金型交換の時間が大幅に短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名桝谷精工株式会社
所在地和歌山県 和歌山市
業種業務用機械器具製造業
技術分野機械制御,精密加工,製造環境
従業員数95人
資本金5,987万円
設立1979年

事業の背景

昭和42年に鉄鋼業としてスタートし、昭和54年に会社を設立した。現在は自社製品のジェットストッカー(自動収納棚)などの産業用省力機械の設計・製作と、業務用空調機や機械部品の製造を行っている。製品の企画・開発・製作・納品まで一貫生産体制を強みとし、顧客の多様化するニーズに応えてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力加工設備が設置から長年経って古く、加工前の金型セットや機械の調整作業に時間がかかっていた。
  • 生産能力顧客からの受注が同社の生産能力を超えるほど増えていた。
  • 人手・技能曲げ加工では熟練性の高い工程の能力を上げる必要があった。

やったこと

曲げ加工用の最新プレスブレーキ「ハイブリッドドライブベンダーHG8025」(アマダ)を導入した。画面操作で過去の加工データを容易に呼び出せるため、加工データの入力時間が大幅に短縮された。金型交換や機械調整の段取り時間と製品の加工時間を大幅に短縮し、機械の動作速度は従来の2倍以上になった。レーザー式安全装置を備え、指を挟むなどの作業中の危険を事前に検知できるようにした。

  • 加工機プレスブレーキ「ハイブリッドドライブベンダーHG8025」アマダ
  • その他レーザー式安全装置

事業の効果

  • 金型交換時の作業時間(簡単な加工の平均) 350秒→40秒

プレスブレーキの導入により、加工データ作成と金型交換の時間が大幅に短縮された。機械の動作速度と加工速度が従来の2倍以上になり、生産性が大きく向上した。動作精度も上がり、高品質の製品をスピーディーに供給できるようになった。省エネ化と生産コストの低減も実現し、故障リスクや不良の軽減にもつながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    鉄鋼業から始まり現在は産業用省力機械の設計製作を行うと書かれ、板金加工の継続性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    顧客の受注が生産能力を超えるほど増加していると書かれ、多種少量生産を得意分野とする記述がある。市場動向と経営資源の分析は詳しく書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    段取り時間の課題と生産能力超過の受注増加が書かれ、多種少量短納期化を目指すと記述されている。数値的な計画は示されていない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    給与総額が平成26年度から27年度で17.5%増加したと書かれ、生産性向上の実績はあるが、今後の付加価値や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    多種少量・短納期化と細かいオーダーへの対応が強みとして書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由は整理されていない。

  • 事業化までの道筋2

    導入後の顧客拡大や多種多様な注文への対応方針が示されているが、スケジュールや中長期の課題検証は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    多種少量生産を同社の得意分野として強化すると書かれ、高水準の加工精度や速度向上も示されているが、高価格化の記述はない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果4

    金型交換時間が平均350秒から40秒へ約87%短縮、機械速度が2倍以上になったと具体的な数字が示され、費用対効果の裏付けがある。

  • イノベーションへの貢献2

    レーザー式安全装置や省エネ化が書かれているが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は明示されていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    和歌山市の所在地は示されているが、地域特性を活かした付加価値創出や雇用拡大への言及は読み取れない。

今後の展望

今後は「多種少量生産」という得意分野をさらに強化し、多種多様な注文やより細かいオーダーに対応して顧客との信頼を深め、受注拡大を図る。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。