新たな加熱装置の導入による大型構造物溶接部熱処理の受注獲得・競争力強化事業
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
日本海酒造株式会社
成果充填作業の人員 7人→4人
| 事業者名 | 日本海酒造株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 浜田市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 2.2億円 |
| 設立 | 1888年 |
創業1888年の日本海酒造は、市内唯一の造り酒屋で、伝統の技術により国税庁新酒鑑評会で金賞を22回受賞している。日本酒市場は1973年頃をピークに減少傾向にあり、県内販売中心だった同社も人口減少とともに売り上げが下がっていた。そこで関東・関西など県外への販路開拓に続き、20年前からアメリカへの輸出を手掛け、東南アジアからの引き合いも増えていた。
抱えていた課題
やったこと
タンクから瓶詰までの工程を自動化するため、自動充填機と自動キャッパー(自動打栓機)を導入した。従来2階で行っていた充填作業やキャッパーを1階に集めてライン化し、三隅川沿いの水害対策も兼ねた。さらに中空穀物(中空糸膜)ろ過機を使用してろ過作業時間も短縮した。
瓶詰工程の自動化により、充填作業の人員は7人から4人になり、作業スピードは1.5〜2倍に上がった。ろ過作業時間も短縮された。その結果、受注から4日後の出荷が可能になり、海外向けの短期納期に対応できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
20年前からのアメリカ輸出や東南アジア引き合いが書かれ、海外需要対応が重要と述べられるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
県内販売の減少と県外・海外への販路開拓の必要性は読めるが、自社の経営資源の強み・弱みの分析は書かれていない。
短期納期(受注から10日以内)という課題と、蔵出しから出荷まで7日かかる工程が具体的に示され、自動化による課題解決が書かれている。
7人がかりの充填作業が4人で可能になり作業速度1.5〜2倍、受注後4日で出荷可能と数値で示されている。付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
純米大吟醸や渦シリーズ、KURA MASTERでの受賞など製品の特徴は読めるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体的でない。
水害対策として充填工程を2階から1階へ集約しライン化したことはうかがえるが、中長期の検証や遂行スケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
日本酒市場は1973年頃をピークに減少傾向と書かれ、海外向けの商品開発や受賞実績も記載されるが、高付加価値化の水準は数値で示されていない。
市内唯一の造り酒屋で地域の酒米農家と契約栽培している点はうかがえるが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
自動充填機と自動キャッパーの導入で作業者数が7人から4人、スピードが1.5〜2倍となり、費用対効果を示す要素が具体的に読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
浜田市三隅町の水や弥栄町の酒米を使う地域資源型の酒造りが読み取れるが、地域経済成長への牽引は具体的でない。
今後は海外需要への対応が事業継続にとって取り組むべき課題のひとつで、今後は極めて重要になる
公式の事例集より(原文のまま)
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
わかめ太茎のカット工程に高速裁断機を導入した。
効果:わかめ太茎1人あたりの裁断作業時間 120分→5分
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分