ものづくり補助金平成26年度製造業島根県

人の感性に訴える製品(見た目/手触り)を製造し、同製品の拡販を図る。

株式会社ベッセル島根

この事例のポイント

  • ドライバービットはメッキが一般的で、色は銀・金・黒などに限られていた。
  • ものづくり補助金により、ドライバービットへの印刷装置とドライ防錆処理装置を導入した。
  • 印刷により薄く加工でき、塗装による工具性能への影響を抑えられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ベッセル島根
所在地島根県 奥出雲町
業種金属製品製造業
技術分野デザイン,表面処理
従業員数109人
資本金3,000万円
設立1974年

事業の背景

株式会社ベッセルは2016年に創業百年を迎えた老舗の工具メーカーで、ドライバーでは国内シェア約60%を誇る。ヨーロッパやアメリカ、中国にも拠点を持ち、愛用者はプロから一般の顧客まで幅広い。グループ会社のベッセル島根は1974年創業で、奥出雲町に二つの工場を持ち、ドライバービットを生産している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術ドライバービットはメッキが一般的で、色は銀・金・黒などに限られていた。
  • 品質・精度塗装は膜が厚くなり、工具としての性能に影響が出ることが多かった。
  • 新製品・新技術軸が大角形のビットへの印刷は、通常の方法では難しかった。
  • 品質・精度錆を防ぐための油を塗ると印刷ができなくなるため、印刷と防錆を両立させる必要があった。

やったこと

ものづくり補助金により、ドライバービットへの印刷装置とドライ防錆処理装置を導入した。大角形の軸への印刷は、大角鉛筆の印刷方法にヒントを得て工夫を重ね、色の濃淡のばらつきを抑え、くすみのないきれいな色を出すことに成功した。通常は錆防止に油を塗るが、印刷を損なわないようドライ防錆ができる装置も導入した。今後は工程の改善と習熟を重ね、期間の短縮を目指す。

  • 加工機ドライバービット印刷装置ドライ防錆処理装置

新しい製品・サービス:カラフルなドライバービット「剛彩」シリーズ(130アイテム)

事業の効果

印刷により薄く加工でき、塗装による工具性能への影響を抑えられるようになった。サイズ別に10色を使い、色でサイズを識別できる見た目の良い製品となった。「剛彩」はホームセンターなどの売り場で目を引き、好評を得ている。今後は海外での知名度を上げ、販売網を広げる計画である。

今後の展望

剛彩シリーズを第一歩として、アメリカやヨーロッパなどの海外での知名度を上げ、販売網を広げていく計画である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。