サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
株式会社鬼頭精器製作所
成果洗浄工程で約32分短縮
| 事業者名 | 株式会社鬼頭精器製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 愛知県豊田市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1963年 |
同社は精密部品加工を主に手がけ、計測技術と高精度加工に強みを持つ。平成3年から複合旋盤の回転工具ユニットの受注を始め、20年余りでノウハウを蓄積してきた。リーマン・ショック時に大手工作機械メーカー数社の大口注文に依存していたため大きな打撃を受けた。ユーザーアンケートでは回答者の約60%が修理せず新品に買い替えており、修理費用は新品より高くつくことが背景にあった。
抱えていた課題
やったこと
平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業(ものづくり補助金)を使い、画像寸法測定器や洗浄機などを導入した。修理工程のマニュアルを作成し、ユニットを構造別に分類して手順を確立した。画像寸法測定器は部品単体の測定に使い、組み上げ後の測定には保有する3次元測定器を使うなど、測定器の使い分けで時短と高品質を両立させた。回転軸のフレの測定には専用測定器を使う手順を確立した。その結果、洗浄工程で約32分、測定器を使う工程で約27分、合計約1時間短縮し、従来の所要時間の半分になった。平成28年2月にサービスを開始し、費用は新規購入に比べ製品にもよるがおよそ50%ダウンの価格に設定した。
| 検査測定 | 画像寸法測定器 |
|---|---|
| その他 | 洗浄機 |
新しい製品・サービス:回転工具ユニットの修理・オーバーホールサービス
洗浄と測定の工程短縮により、修理にかかる時間が約1時間減り、従来の所要時間の半分になった。時短と高品質を両立する測定器の使い分けが確立された。修理サービスは新規購入より安い価格で提供でき、ユーザーの価格面の不満に応えられるようになった。一度サービスを受けた顧客の多くがリピーターになっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成3年から複合旋盤の回転工具ユニット受注を20年余り続けたノウハウを蓄積し、修理サービスという新事業につなげている。
修理の価格が高いという声が最多で、新品の約50%ダウンの価格設定により、安価さで競争力を出そうとしている。
リーマン・ショックで大口注文に依存した課題を認識し修理サービスで顧客開拓を図っているが、目標にはまだ遠いとされる。
高付加価値や賃上げの数値目標は示されず、価格を新品の約50%ダウンに設定したことのみ記載されている。
従業員40人、社員の70%が国家技能検定に合格し、修理工程のマニュアルを作成して作業を進める体制がうかがえる。
修理代が高いという顧客の悩みに対し、安価で高品質な回転工具ユニット修理を提供する点が明確に示されている。
修理工程をユニット構造別にマニュアル化し、測定器の使い分けで時間を約1時間短縮したと検証している。
公開されている事例からは読み取れません。
回転工具が修理できることを知る人が極めて少ないとされ、修理サービスの認知を広げる段階にある分野と読み取れる。
中小企業の買い替え費用負担への対応として需要を想定しているが、国が補助する波及効果や雇用創出への言及は乏しい。
補助金額は記載がないが、従来の所要時間の半分となる約1時間の短縮効果が数字で示されている。
画像寸法測定器や洗浄機の導入で自動化を図っているが、サプライチェーン全体のイノベーションへの言及はない。
大口依存からの転換として顧客開拓を進めた点はうかがえるが、成長分野への構造転換という記述は見られない。
愛知県豊田市の中小企業として修理サービスを展開しているが、地域の特性を生かした経済成長への言及はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
サービス開始後、顧客は徐々に増えているが目標にはまだ遠い。今後は多くのユーザーに「回転工具は修理できる」と知ってもらうため、宣伝活動を試行錯誤しながら重ねていく。
回転工具は修理できる
公式の事例集より(原文のまま)
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分