デジタルデータを利用し付加価値の高い製品を短期間に開発・商品化しかつ安定的に少ロット生産を実現するための技術強化
平成27年度補正ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金を活用し、設計ソフトウエアと図面通りに紙を切るカッティングマシンを導入した。
有限会社植田精密工業
| 事業者名 | 有限会社植田精密工業 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 出雲市 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1991年 |
創業は大正時代で、初代が鍛冶屋を始めた。先代が機械加工を行うようになり、約30年前からミシン、農機、自動車などの部品を生産するようになった。1991年2月に個人経営から有限会社化した。一般鋼材をはじめ耐熱合金やセラミックなど難易度の高い材料で精密機械部品を製作し、1個の注文にも高精度で対応して信頼を得てきた。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、CNC円筒研削盤を導入して自社で円筒部品を製作できる体制を整えた。円筒研削は平面研削に比べて10倍以上の精度、1000分の1ミリ単位の精度が求められる。切削工具メーカーを経て入社した後継者の長男が担当し、導入メーカーから技術を学びながら試行錯誤を繰り返して経験を積んだ。導入後は一括受注の取りやめ対策につながり、外注に頼っていた円筒部品を社内で加工できるようになった。
CNC円筒研削盤の導入により、これまで断っていた丸物の注文や外注に出していた円筒部品を自社で製作できるようになった。一括発注の取りやめを防ぎ、受注の幅が広がっている。外注に数日かかっていた加工が社内では1日か2日で済むようになり、納期が把握しやすくなった。納期短縮とともにコストダウンも図られた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
100年ほどの歴史と鍛冶屋からの機械加工への移行、30年ほど前からの部品生産が書かれ、過去の取組との連続性はうかがえる。
耐熱合金やセラミックなど難削材の加工実績と、県内外の精密機械企業との取引が書かれているが、市場動向との対比は薄い。
一括受注の取りやめが課題として示され、CNC円筒研削盤導入で外注の約1週間を1〜2日に短縮したと具体的に書かれている。
年5〜10%増の売上高目標が数字で示され、機械化推進も挙げられているが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
後継者の長男が切削工具メーカー出身で導入メーカーから技術を学んだと書かれ、人材面の体制はうかがえる。
一括発注の顧客ニーズや高精度・短納期への対応が書かれているが、顧客ターゲットの整理は具体性が薄い。
習熟度向上後に難削材や内面研削へ対応する見通しが示されているが、スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
精密研削は一般的な分野だが、耐熱合金やセラミックの難削材加工に対応する点がわずかにうかがえる。
地域企業との取引やビジネスマッチングの記述はあるが、波及効果や雇用創出を国が補助する理由としては示されていない。
外注1週間が1〜2日になりコストダウンも図られたと書かれ、効果は示されるが投入額に対する数値はない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
島根県出雲市斐川町の地域企業として、旧斐川町の企業へのPRや商工会活動が書かれ、地域との関わりはうかがえる。
丸物の受注はまだ多くないが、習熟度が高まれば耐熱合金やセラミックなどの難削材や内面研削への対応が進み、精密研削の受注強化が見込まれる。今後は経験と実績を生かし、年5〜10%増の売上高を目指す。
平成27年度補正ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金を活用し、設計ソフトウエアと図面通りに紙を切るカッティングマシンを導入した。
自社での金型製造に必要なワイヤ放電加工機を導入した。
効果:納期 14日→6日
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分