回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
八橋装院 株式会社
成果裁断工程の作業時間 1倍→0.1倍
| 事業者名 | 八橋装院 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 広島市安佐南区 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | デザイン,機械制御,情報処理,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 33人 |
| 資本金 | 3,200万円 |
| 設立 | 1961年 |
1961年に設立された縫製会社で、50年以上の縫製技術の蓄積と、大手ブランド商品を手掛けてきたデザイン力を持つ。主に服飾縫製の委託製造を手掛けてきた。2015年度の売上は114百万円、社員は30名だった。
抱えていた課題
やったこと
CAM搭載の自動裁断機、自動延反機、底に針送り機構を持つ特殊ミシンを導入した。自動裁断機で厚みのある素材を積層しても精密に裁断できるようにし、裁断業務を内製化した。滑りにくく重いボール素材を縫製できる量産加工法を確立した。地元ボールメーカーの「MIKASA」製ボール素材を生かし、ボールとの連携メリットが伝わるバッグ・小物のデザインを実現した。新規導入機器は既存事業の布帛生地の裁断・延反・縫製にも使用した。
| 加工機 | CAM搭載自動裁断機 |
|---|---|
| 加工機 | 自動延反機 |
| 加工機 | 底に針送り機構を持つ特殊ミシン |
| ソフト | CAD・CAMシステム |
新しい製品・サービス:地元ボールメーカーの「MIKASA」製ボール素材を使用したバッグ・財布・小物類
自動裁断機の導入により裁断工程の作業時間が大幅に減り、全社的な生産効率が向上した。裁断や延反の作業精度が上がり、品質も向上した。CAD・CAMの導入でデザイン力を生かした商品開発が省力化・迅速化され、裁断・延反作業が平準化されて技術継承も容易になった。リードタイム短縮と直販体制により、多品種小ロットへの対応と販売チャネルの拡大を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
服飾縫製の委託製造からの脱却と、50年以上の縫製技術蓄積を活かす方向が示され、過去の取組との一貫性が読み取れる。
ボール素材とMIKASAブランドの活用、大手ブランド商品のデザイン力など自社の強みが記載されるが、市場動向の分析は示されていない。
最短リードタイムを10日から5日に短縮し、売上114百万円から162百万円の目標が示されるが、課題の詳細な分析は薄い。
平成27年度売上114百万円から平成31年度162百万円、社員30名から33名への目標値が具体的に示されている。
社員30名、50年以上の縫製技術、新卒採用と人材育成の継続が記載されるが、補助事業の遂行体制の詳細は書かれていない。
ボール素材の手触りや耐久性、軽さを強みとし、MIKASAブランドとの連携による製品価値とターゲットが具体的に示されている。
裁断の内製化や直販体制の構築が示されるが、スケジュールや課題の解決方法の詳細は記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ボール素材を使った滑りにくく縫製困難な素材の量産加工を確立し、グローバルニッチ市場での高付加価値製品を開発している。
地域雇用を守る使命感と地元産業との連携が記載され、地域の雇用と産業連携への寄与がうかがえる。
CAM自動裁断機で裁断作業を1/10以下に削減したと記載され、生産性向上の効果は示されるが費用対効果の数値は無い。
CAD・CAMの導入による商品開発の省力化が記載されるが、デジタル技術によるサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
広島市の地元ボールメーカーとの連携や地域雇用の維持が記載され、地域の特性を活かした事業であることがうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
生産コストの削減を進めて収益性を高める。オリジナル商品やコラボレーション商品を増やしてブランド力を高める。営業を強化して販売チャネルを拡大する。新卒採用と人材育成を続けて事業規模の拡大に備える。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
平成27年1月に新型タレットパンチプレス(タレパン)を1台導入した。
効果:加工可能サイズ(長辺) 1,829mm→2,438mm