最新設備による生産力と社員の年間所得を向上させる事業
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
株式会社エルアン
成果柄生地裁断の作業人数 8名→4名
| 事業者名 | 株式会社エルアン |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 唐津市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 機械制御,情報処理,精密加工 |
| 従業員数 | 200人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1976年 |
国内繊維産業の製品出荷額は現在ピーク時の1/3程度に落ち込んでいる。輸入品の流入、海外ファストファッションの進出、国内SPAの発展により衣料品の平均単価も低下しており、安価なファストファッションと高級ブランドへの需要の二極化が進行している。当社は百貨店を中心とした販売網を持つ一流ブランド向けのプレタポルテ(高級既製服)を生産する縫製工場である。デザインや素材の多様化により、柄物生地が全体の30%程度と増加傾向にあった。
抱えていた課題
やったこと
裁断工程に、プロジェクター投影とカメラによる柄合わせ機能を備えたCAD/CAMシステムを導入し、専用ラインを増設した。プロジェクター装置とカメラによる柄合わせ機能付の積層式自動裁断機を導入し、タッチパネル式の操作で簡単に柄合わせができるようにした。延反工程では、伸縮性のある生地でも裁断ズレが生じないようテンションフリーな生地送り装置を備えた延反機を導入した。これにより延反速度を大幅に向上させ、裁断ラインの効率化と省力化にあわせて縫製ラインを強化した。
| ソフト | CAD/CAMシステム |
|---|---|
| 加工機 | 積層式自動裁断機(プロジェクター装置・カメラ柄合わせ機能付) |
| 加工機 | 延反機(テンションフリーな生地送り装置付) |
柄生地と無地の裁断可能枚数が増加し、裁断工程の余剰人員を縫製工程へ配置して工場全体の生産能力を高めることが可能になった。延反速度が大幅に向上し、多品種小ロット生産と短納期に即応できる生産ラインを構築できた。熟練工に頼らずに済むため技術継承の課題が解消され、不良率の低減、コスト削減、効率化が実現し、縫製部門の人員配置の最適化と技術力向上につながった。納期の問題で受けられなかった仕事も受注できるようになり、柄合わせの機械化により品質向上も評価されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
柄合わせ機械化や裁断・縫製ライン強化が、これまでの生産管理への先行投資の延長として書かれている。
柄物比率30%、柄生地の作業工数が無地の5倍、加工賃が無地と変わらない点など、市場と自社の弱みが具体的に書かれている。
柄生地裁断が従来8名体制から4名に、柄物の作業工数が5倍と数字で課題が示され、機械化で解決している。
裁断体制の8名から4名への削減など数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
熟練工の技術継承課題に触れるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の記述は少ない。
多品種小ロット・短納期対応、柄合わせ品質向上を顧客評価として挙げ、選ばれる理由が整理されている。
今後は別工程のラインを機械化する方針が示されているが、スケジュールや課題解決の方法は詳しくない。
公開されている事例からは読み取れません。
プレタポルテの高付加価値生産に特化する点は書かれているが、同分野の高水準化を示す具体的数値は乏しい。
国内繊維産業の製品出荷額がピーク時の1/3程度と示され、産業構造の課題に触れている。
柄生地裁断の8名から4名への削減、歩留まり向上、コスト削減など費用対効果に関わる記述がある。
CAD/CAMとカメラ柄合わせの導入は技術活用だが、地域やサプライチェーン全体への波及は書かれていない。
国内繊維産業の縮小と二極化に触れるが、構造転換に資する進出分野については書かれていない。
唐津の拠点で雇用を維持する記述はうかがえるが、地域経済の牽引としての具体性は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
来年には創業から50周年を迎える。今後は別工程のラインを機械化し、さらにお客様の要望に応えられる体制をつくりたいとしている。
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー)を導入し、従来の冷凍庫では14〜16時間程度を要していた生まんじゅうの冷凍を4時間で行えるようにし…
効果:冷凍時間 14時間→4時間