回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社丸金佐藤造船鉄工所
成果1ボイラあたり8%の時間短縮
| 事業者名 | 株式会社丸金佐藤造船鉄工所 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 長崎市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,製造環境 |
| 従業員数 | 180人 |
| 資本金 | 6,000万円 |
| 設立 | 1931年 |
丸金佐藤造船鉄工所は重量物・大型構造物の製造を行い、国内唯一のVLCC(石油タンカー)用補助ボイラの製作メーカーとして2,000缶(機)以上の製作実績を持つ。ボイラ製造の核となるチューブ曲げ加工において既存設備は初期モデルで非効率な作業を余儀なくされていた。2017年に始まるシェールガスの輸出を見据えLNG船の受注が本格化し、タンカーの船腹需要が浮上する。陸上分野でも原子力の代替として火力発電の設備増強が相次ぎ、補修・改造工事が増加傾向にある。
抱えていた課題
やったこと
最新のACサーボモータ・サーボバルブ、TIF型高速処理コンピュータ、曲げデータ統合管理ソフトを備えた最新制御装置を、九州に2台しかない4inchNCベンダーに導入し、バージョンアップを図った。これにより他では真似のできない技術力の確立を目指した。入力したデータは3Dポリゴン表示で目視確認できるようになった。
| その他 | 4inchNCベンダー用最新制御装置 |
|---|---|
| ロボット | ACサーボモータ・サーボバルブ |
| その他 | TIF型高速処理コンピュータ |
| ソフト | 曲げデータ統合管理ソフト |
サーボモータにより曲げ加工スピードが上がり、1ボイラあたり8%の時間短縮につながった。サーボバルブの改良で曲げ加工精度が向上し、油温による精度低下の補修作業も40%軽減できた。結果としてリードタイムを約33%削減し、短納期・量産化への対応も容易になった。3Dポリゴン表示によりヒューマンエラーも撲滅し、大手顧客の信頼を得ている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
国内唯一のVLCC用補助ボイラ製作実績2,000缶以上とあり、ボイラ製造の強みは読み取れるが、事業戦略上の位置づけは書かれていない。
VLCC用補助ボイラ製作メーカーとして2,000缶以上の実績、九州に2台のみの4inchNCベンダーを強みとして挙げ、競争優位性が具体的に読み取れる。
曲げ加工の補正作業、データ処理速度、二名必要な作業などの課題を挙げ、導入で1ボイラあたり8%の時間短縮、リードタイム約33%削減と効果が示されている。
目標値は示されていないが、導入後の実績として時間短縮8%、補修作業40%軽減、リードタイム約33%削減が数字で示されている。
作業員が2名必要だった課題は述べられているが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述は見当たらない。
大手顧客の信頼を得ているとあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けについての記述は具体性が薄い。
導入による効果は書かれているが、中長期の課題検証や遂行スケジュールについての記述はわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
4inchNCベンダーは九州に2台しかない設備で、他では真似のできない技術力の確立を目指すと書かれ、高水準の付加価値化が読み取れる。
LNG船の受注本格化や火力発電設備増強を背景とした需要増に触れているが、波及効果や雇用創出についての記述は薄い。
時間短縮やリードタイム削減の効果は数字で示されているが、補助金投入額に対する費用対効果は書かれていない。
3Dポリゴン表示による入力データの目視確認でヒューマンエラーを撲滅したとあり、デジタル技術の活用は読み取れるがサプライチェーン全体への貢献は薄い。
造船・プラント分野の需要増に触れているが、日本経済の構造転換への言及はわずかにうかがえる程度。
長崎県長崎市の拠点や県内外の取引に触れているが、地域特性を活かした雇用や成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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