ものづくり補助金平成26年度製造業熊本県

大型研削盤導入による国際競争力強化及び精密加工・研削技術の高度化に対する取組

有限会社アルファテック

成果夜間の無人作業により、通常日勤の作業時間に対して3割程度の作業時間が確保できた。

この事例のポイント

  • 研削作業の夜間稼働率が低く、加工時間の余力を増やす必要があった。
  • ワークサイズが幅600mm、長さ1000mm、高さ500mmの大型研削盤を導入した。
  • 夜間の無人作業により、通常日勤の作業時間に対して3割程度の作業時間が確保できた。夜間の無人運転で研削作業が可能になり、加工時間のキャパシティが増えた。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社アルファテック
所在地熊本県 高森町
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数13人
資本金300万円
設立1992年

事業の背景

当社は精密加工・金型部品の製造メーカーで、半導体製造装置関連部品と射出成形用モールド金型の製作を主力としている。従業員13人のうち半分が女性である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力研削作業の夜間稼働率が低く、加工時間の余力を増やす必要があった。
  • 人手・技能日勤時間内の作業負担が大きく、従業員の残業が多かった。
  • 生産能力加工製品の大型化に対応しきれず、受注を広げられなかった。

やったこと

ワークサイズが幅600mm、長さ1000mm、高さ500mmの大型研削盤を導入した。夜間運転に向けて砥石の最適な加工条件を選定し、加工に取り組んだ。通常業務を時間内対応作業と夜間無人作業に分けて整理し、機種選定を行った。日勤時間内の作業効率を上げ、従業員の残業負担の軽減を図った。

加工機大型研削盤(オカモト製)
その他ドレス作業の自動化

事業の効果

  • 夜間の無人作業により、通常日勤の作業時間に対して3割程度の作業時間が確保できた。

夜間の無人運転で研削作業が可能になり、加工時間のキャパシティが増えた。作業の効率化で生産性が向上し、社内の働き方改革にも効果が出た。納期が短縮され、従業員の残業も目に見えて減少した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    マシニングセンターや研削盤の利用はうかがえるが、経営戦略上の位置付けや過去の取組との一貫性は書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    半導体製造装置関連部品やモールド金型を扱うと書かれているが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は読み取れない。

  • 課題の認識と解決4

    研削作業の夜間稼働率向上という課題と、夜間無人運転による加工時間の増加が具体的に書かれている。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    夜間無人作業で通常日勤の作業時間に対し3割程度の作業時間が確保できたと数字で示されている。賃上げ目標は読み取れない。

  • 事業を進める体制3

    作業内容の整理や機種選定を行ったと書かれるが、人材や事務処理体制の具体的な記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    半導体製造装置関連部品や金型製作の対象は示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。

  • 事業化までの道筋3

    砥石条件の選定やドレス作業の自動化など課題解決の方法は書かれるが、スケジュールは明確でない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    大型研削盤による加工製品の大型化対応がうかがえるが、高付加価値化や高価格化の水準は示されていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果3

    3割の作業時間確保や納期短縮が示されるが、補助金投入額に対する付加価値額の数値はない。

  • イノベーションへの貢献2

    今後の自動化や他分野事業者との連携検討がうかがえるが、デジタル技術の活用の具体性は薄い。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    熊本県阿蘇郡高森町の企業であることは書かれるが、地域特性を活かした付加価値創出の内容は読み取れない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後もさらなる自動化を進める。顧客の多様な要望に応えるため、将来的には他分野の事業者との連携も検討している。

事業者の声

ロボットシステムの導入は中小企業にとっては大きな負担です。ものづくり補助事業導入により研削作業の夜間長時間稼動が無人にて可能になりました。今後もさらなる自動化を進めます。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。