サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
株式会社 サン精機
成果工程集約効果:約57%削減
| 事業者名 | 株式会社 サン精機 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 萩市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
当社は昭和48年に工作機械部品の製造工場として創業し、金型設計製作や半導体関係の治具設計製作を中心とした機械加工業を営んできた。現在の事業構成は搾油機が3割、医療器が3割、残りの4割がその他・半導体関係冶具等となっている。医療機器部品の製作は十数年前に協力企業からの打診で始まり、リーマンショック以降は半導体関連の取引先の受注が激減する中で、これを補完できるまでに育ってきた。
抱えていた課題
やったこと
医療機器部品の生産性向上のため、精度向上と工程集約が可能な複合加工機(MULTUS U 3000)を導入した。導入後、人工関節サンプルを試作し、導入前の設備による加工方法と比較できるようになるべく同じ加工プログラムを使用した。製品作成用の素材形状は、マシニングセンタベースではなく旋盤ベースの基本構造の工作機械を選定したことから、従来の四角形状から丸棒形状の材料使用に変更した。3軸制御に回転方向軸を追加したことで、一度に多面的な加工が可能となり、機械制御で次の加工工程への移動ができるため、繰り返し精度を1/1000mm単位以下に抑えられるようになった。製作工程等の評価・調整を行った後、本格的な設備の運用に入った。
| 加工機 | 複合加工機(MULTUS U 3000) |
|---|
導入前と比べ、製品の脱着をせずに機内で測定でき、連続して精密立体形状加工が可能となった。工程集約により加工工程が大幅に減り、生産リードタイムとコストも削減された。これらを総合し「高品質高付加価値」の効果が得られたと当社は整理している。今後は医療機器部品製作部門が大きな柱になると見込み、高度なニーズに対応できる機械設備・人材の充実を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の少量多品種の機械加工技術を基に医療機器部品へ進出した経緯が書かれ、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の明確な位置付けの記述は薄い。
医療機器市場の拡大と価格・品質・納期競争の激化に触れ、半導体関連の受注激減後に医療部品事業が補完していることが書かれている。
工程集約により工程集約効果約57%削減、生産リードタイム約30%削減、コスト約21%削減と数値で課題解決の効果が示されている。
導入後の効果として生産リードタイム約30%削減やコスト約21%削減が数値で示されているが、賃上げ目標や付加価値額の目標値は書かれていない。
従業員数30人や従来の機械加工実績は書かれているが、補助事業の遂行体制や人材確保に関する具体的記述はない。
医療機器部品の価格・品質・納期への対応が明示され、顧客ニーズへの対応方針は読み取れるが、ターゲットや選ばれる理由は整理が薄い。
導入後に機上測定や試作による評価・調整を行い本格運用に入ったことが書かれるが、中長期の検証や詳細スケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
医療機器部品は成長分野とされるが、同分野内で高付加価値化・高価格化を図る具体的記述は限定的で、一般的な認知度の情報は薄い。
医療機器を日本再興戦略の成長分野とする点や、アジアでの需要拡大に触れ、国が支援する理由の一端はうかがえる。
工程集約効果約57%、リードタイム約30%、コスト約21%削減といった数値が示され、費用対効果の高さが読み取れる。
複合加工機による工程集約は示されるが、先端的デジタル技術や新ビジネスモデルの活用は書かれていない。
医療機器を成長分野とする政策方針に触れるが、日本経済の構造転換への寄与の記述は限定的である。
萩市の企業であることは書かれるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域経済成長への効果の記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
世界の医療機器市場は急速に拡大し、特にアジアは際立った伸びが予測されている。国は医療機器産業を成長分野に指定しており、既存企業の強化支援に加え新規参入支援も見込まれる。一方で医療ニーズに応じた価格・品質・納期を巡る競争も激化していくと考えられている。
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分