ものづくり補助金平成26年度製造業宮崎県

社会ニーズに対処した大型コンクリート工場製品の製造プロセスの強化

和光コンクリート工業株式会社

この事例のポイント

  • 大型・長尺のコンクリート製品を製造するための体制が十分に整っておらず、作業効率が上がらなかった。
  • 大型・長尺の製品を製造できる体制を整えるため、クレーンを2基に増やした。
  • クレーンが2基になったことで作業効率が高まり、工程の遅延による残業がなくなる見込みとなった。

事業者のプロフィール

事業者名和光コンクリート工業株式会社
所在地宮崎県
業種窯業・土石製品製造業
技術分野製造環境
従業員数45人
資本金1,000万円
設立1963年

事業の背景

同社は河川護岸用コンクリートブロックや擁壁、側溝などの製品を製造している。建設作業者が減っていることもあり、現場で型枠にコンクリートを流し込んで固める場所打ちから、現場での手間が少ないプレキャスト工法へと移行が進んでいる。プレキャスト工法は今後も需要が増える方向にある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力大型・長尺のコンクリート製品を製造するための体制が十分に整っておらず、作業効率が上がらなかった。
  • 納期・工程工程の遅延が生じ、そのために残業が発生していた。
  • 人手・技能建設作業者が減少しており、建設現場から省力化・効率化の要望が高まっていた。

やったこと

大型・長尺の製品を製造できる体制を整えるため、クレーンを2基に増やした。新たに導入したクレーンはインバータ制御を備え、作業員の安全を考慮した機能が充実している。クレーンが2基になったことで作業効率が高まった。

その他クレーン(インバータ制御付き)

事業の効果

クレーンが2基になったことで作業効率が高まり、工程の遅延による残業がなくなる見込みとなった。新たなクレーンには安全を考慮した機能が充実しており、作業の安全性が向上した。作業環境の改善にもつながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    大型・長尺のコンクリート製品を製造できる体制を整え、作業員減少に対応してきた経緯が読み取れる。ただし事業計画上の位置づけは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    建設作業者の減少やプレキャスト工法の需要増という外部環境はうかがえるが、自社の強みや競争優位の記述は見当たらない。

  • 課題の認識と解決3

    現場の省力化・効率化の要望や作業者減少という課題を認識し、クレーンを2基にして作業効率を高めた対応が読み取れる。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    残業がなくなった、作業効率が高まったという結果はあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    河川護岸用ブロックや擁壁、側溝など製品の用途と、建設現場の省力化要望に応える点が読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    工程遅延による残業がなくなったという成果はあるが、導入の遂行方法やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    プレキャスト工法が今後増えていく方向だと述べられているが、同分野での高付加価値化や高価格化の記述はない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    河川護岸や擁壁、側溝など暮らしを守るインフラ製品を製造し、建設現場の省力化に寄与する点が読み取れる。

  • 費用対効果2

    残業時間の削減や作業効率向上はうかがえるが、補助金投入額に対する効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    クレーンにインバータ制御を採用したことはうかがえるが、先端的デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    現場での型枠工法からプレキャスト工法へ移行が進み需要が増えるという構造変化はうかがえるが、政策との関係は書かれていない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

プレキャスト工法の需要が今後も増えていく見通しであり、それを見据えて大型・長尺製品の製造体制を整えている。

事業者の声

かつては現場で型枠にコンクリートを流し込んで固める〝場所打ち〟がほとんどだったのですが、建設作業者が減っていることもあり、現場で手間のかからないプレキャスト工法が増えています

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。