回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社万膳酒造
成果製造能力 1倍→2倍
| 事業者名 | 有限会社万膳酒造 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 霧島市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,材料製造プロセス |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1996年 |
霧島の山中で、伝統的な甕壺仕込みや木樽などにこだわって本格焼酎を製造してきた。焼酎造りの要であるさつまいもは鮮度が命である。より多くの方に製品を手にとってもらうため製造量の拡大が求められていた。
抱えていた課題
やったこと
最新型河内式製麹装置を導入し、麹の生産量を増やした。フレキシブル充填打栓機を導入し、充填や打栓の処理を速くした。これにより製造能力と処理速度を高め、蔵人の負担を軽減した。その結果、仕込みなど製造の心臓部に注力できるようになった。人気がありながら廃番となっていた萬膳原酒「流鶯」を、さらに純度を高めて復刻させた。
| 加工機 | 最新型河内式製麹装置 |
|---|---|
| 加工機 | フレキシブル充填打栓機 |
新しい製品・サービス:萬膳原酒「流鶯(るおう)」の復刻版
麹と充填打栓の処理能力が上がり、製造能力は2倍、製品になるまでのスピードは10倍以上になった。衛生面と品質面も強化された。蔵人の負担が軽減され、仕込みや蒸留に労力を割けるようになり品質向上にもつながった。復刻した流鶯は年間約3,000本を全国に出荷している。売上は微増ながら年々右肩上がりで推移している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の焼酎製造と伝統的な仕込み・甕壺製法を大切にする姿勢は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
焼酎消費減少の中でも売上が年々右肩上がりで、流鶯を年間約3,000本出荷している点から強みはうかがえるが、競争優位の分析は薄い。
麹の生産量が1日150kgまでという課題を示し、製造能力2倍・製品化までのスピード10倍以上という具体的な改善効果を計画に結びつけている。
製造能力2倍、製品化スピード10倍以上という目標と実績は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員5名で蔵人の負担軽減に触れているが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記載はわずかにうかがえる程度。
復刻版「流鶯」を年間約3,000本出荷し選ばれていると実感している点や、アメリカ・韓国への輸出が具体的に書かれている。
海外の衛生認証取得を目指すなど今後の展開は示されているが、スケジュールや課題解決の方法は明確ではない。
公開されている事例からは読み取れません。
廃番となっていた萬膳原酒「流鶯」を復刻し、同分野で純度を高めた高付加価値品として位置付けている点が具体的に読み取れる。
焼酎業界全体を盛り上げ次世代へつなぐという方向性はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の具体的数字は示されていない。
製造能力2倍・スピード10倍という効果は示されるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
河内式製麹装置などの機械化で衛生面や品質面を強化したとあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
海外への輸出拡大や焼酎と食の場づくりに触れるが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。
霧島の山中という環境と甕壺・木樽を使う伝統製法を活かしている点は読み取れるが、地域の雇用や成長への効果は数字で示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
焼酎業界全体を盛り上げていきたい。現在アメリカと韓国に輸出しており、今後も増える予定である。世界基準の衛生認証の取得を目指す。焼酎と食の相性を楽しめる場を提供し、次世代へつなぎたい。
当蔵は霧島の山の中という、ゆったり・どっしりとした酒を仕込める環境で本格焼酎を製造しております。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル