回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社地島商店
成果製造量 1倍(年間)→1.2倍(年間)
| 事業者名 | 有限会社地島商店 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 指宿市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,測定計測 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 900万円 |
| 設立 | 1973年 |
当社は昭和48年から指宿市山川で鰹節の製造を行っており、鰹節を削り節メーカーに販売している。削り節メーカーは花かつおを小売用に加工して一般消費者に販売しているが、消費者のニーズはだしを取る手間のかかる花かつおから、手軽に使える粉末や顆粒・だしパックへと急速に変化していた。
抱えていた課題
やったこと
粉砕機、マグネット付き分級機、混合機、自動充填機、チェッカー、コンベア式電動シーラーなどを導入し、粉砕加工からパック充填までを自社で行えるようにした。これにより鰹節の風味を生かした高付加価値な粉末商品を供給できる体制を整えた。事業の実施後は、調味料製造を行うグループ会社と共同で最終消費者へのマーケティング調査や新商品開発を行っている。また、鰹節製造の乾燥技術を活かして地元野菜を使った商品の開発も検討している。
| 加工機 | 粉砕機 |
|---|---|
| 加工機 | マグネット付き分級機 |
| 加工機 | 混合機 |
| 加工機 | 自動充填機 |
| 検査測定 | チェッカー |
| 加工機 | コンベア式電動シーラー |
新しい製品・サービス:鰹節を粉砕加工した粉末だしとだしパック
粉砕加工からパック充填までを自社で行えるようになり、鰹節を使った高付加価値な粉末商品を供給できる体制が整った。粉末商品の需要は好調で、削り節メーカーやグループ会社の商品をOEMで手掛けている。化学調味料無添加であることが健康志向の消費者に支持されている。端材の微粉末化の受託など設備を活用した事業の多角化も進めている。HACCPを取得し、今後はハラル認証の取得も目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鰹節製造を昭和48年から営み、荒節を粉砕する新規事業へ展開したと読めるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
削り節メーカーに粉砕設備がなく参入できなかった市場環境を踏まえ、粉末だし需要を取り込む具体的な強みが示されている。
手間のかかる花かつおから粉末や顆粒・だしパックへの需要変化を課題として捉え、粉砕からパック充填までの設備導入で解決する計画が読み取れる。
製造量が年間約1.2倍のペースで増加中とあり目標値の方向性はあるが、補助事業後の付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員25名や取締役の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的な説明は読み取れない。
化学調味料無添加で健康志向の顧客に支持されていること、粉末商品の需要が好調であることなど、選ばれる理由が示されている。
マーケティング調査に基づく新商品開発や海外展開、HACCP取得、ハラル認証取得の目指しが書かれ、中長期の方向性は読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
粉末だしは需要が伸びているものの、無添加で健康志向向けという差別化はあるが、分野の普及度や高価格化の水準は書かれていない。
地元の鰹節製造を維持し、地元野菜を使った商品開発を検討するなど地域への波及がうかがえるが、雇用や経済波及の数字は書かれていない。
補助金投入額や付加価値額、生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果はわずかにうかがえるのみである。
グループ会社と共同で消費者調査や新商品開発を行う連携はあるが、先端デジタル技術や新ビジネスモデルの記載は乏しい。
海外展開やHACCP取得に触れており、需要拡大の方向性はうかがえるが、日本経済の構造転換に言及した記載はない。
指宿市山川の地元で鰹節を製造し、荒節の粉砕で新規事業を立ち上げ、地元野菜商品の開発も検討するなど地域特性を活かしている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後はハラル認証の取得を目指し、より多くの消費者に安心して選んでもらえるよう努めていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。