ものづくり補助金平成26年度製造業沖縄県

機械化による業務効率と品質の向上及び熟練人材の有効活用事業

有限会社沖縄メンテナンス

この事例のポイント

  • 筐体製造の曲げ加工では熟練者の重要度が増しており、熟練者の負担を軽減する必要があった。
  • 最新鋭の曲げ加工機を導入し、不要な金型交換を廃止した。
  • 展開図を現場で目視できるようになり、設計スタッフとの意思疎通が容易になって確認作業が減少した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社沖縄メンテナンス
所在地沖縄県 浦添市
業種はん用機械器具製造業
技術分野製造環境,接合・実装
従業員数58人
資本金1,000万円
設立1979年

事業の背景

筐体製造の曲げ加工において、熟練者の重要度が年々増していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能筐体製造の曲げ加工では熟練者の重要度が増しており、熟練者の負担を軽減する必要があった。
  • 人手・技能熟練者が頭の中だけで展開・加工していた作業を、非熟練者でもできるようにする必要があった。

やったこと

最新鋭の曲げ加工機を導入し、不要な金型交換を廃止した。補正データを機械に記憶させ、補正作業を解消するとともに追従装置を活用した。設計のCAD/CAMデータを現場で表示して加工順序を記憶させ、レーザー式安全装置も活用した。

事業の効果

展開図を現場で目視できるようになり、設計スタッフとの意思疎通が容易になって確認作業が減少した。加工順序の記憶により、熟練度の低い作業員を訓練しながら作業できるようになった。曲げ加工機の安全性が向上して熟練作業員の監視が不要となり、作業環境が改善した。その結果、生産効率が劇的に向上し、従業員満足度も高まった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    過去の取組との一貫性は読み取れず、定期受注を優先し臨時受注に対応しきれないという課題が書かれている程度で、経営戦略上の位置付けは不明。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    臨時の特注受注は利益率が高いが対応しきれていないと書かれ、外部環境と自社の強みの分析は具体性が薄い。

  • 課題の認識と解決4

    定期受注優先で利益率の高い臨時受注に対応できない課題を認識し、穴あけ・溶接の自動化と余剰人材の個別対応事業への振り向けが書かれている。

事業の実現可能性64%
  • 付加価値・賃上げの目標5

    段取替時間が3時間から30分に短縮、溶接本数が1日200本から384本に増加と数字で成果が示され、目標の半分で達成したと書かれている。

  • 事業を進める体制2

    従業員6人規模で、ロボットを操作できるオペレーターが一人しかいないことが課題として挙げられ、体制は不十分とうかがえる。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    標準化部品の定期受注と特注受注が説明され、需要が年間を通して比較的安定したと書かれるが、顧客ターゲットの明確化は薄い。

  • 事業化までの道筋3

    ロボットオペレーターの人材確保が今後の課題と明示されているが、中長期の遂行スケジュールや解決方法は具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性20%
  • 新しさ・高付加価値1

    公開されている事例からは読み取れません。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    新たな雇用や需要の創出への言及は乏しく、夏場の過酷な溶接作業の改善など作業環境の向上がうかがえる程度。

  • 費用対効果4

    生産性向上と事業規模拡大を目指すと書かれ、段取替時間の半減や溶接本数の増加など投資に対する効果の数字が示されている。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    地域の特性や地域経済への波及に関する記述はなく、地域の経済成長を牽引する内容かは読み取れない。

今後の展望

今回導入した曲げ加工機と前年度に導入したNC工作機を活用し、外注加工を引き受けて受託加工を事業化したいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。