ものづくり補助金平成25年度製造業香川県

大型ベアリング製品の自動プレス加工技術の確立

山城金属株式会社

成果最大加工工程数 9工程→10工程

この事例のポイント

  • 既存のトランスファープレスでは工程数が最大9工程までに限られ、110mm以上の大型部品や複雑形状のプレス加工部品の依頼に応えられなかった。
  • 従来は160トンと600トン程度のプレス機しか所有しておらず、今回の助成により850トンのプレス機を購入した。
  • 最大加工工程数 9工程→10工程。850トンプレスの導入により加工工程を増やせるようになり、大口径や複雑形状の製品も受注できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名山城金属株式会社
所在地香川県 丸亀市
業種はん用機械器具製造業
技術分野精密加工
設立1961年

事業の背景

弊社は乗用車向けのメカニカルシール用・エアバッグ用・ベアリング用シールド・オイルシール用芯金などのプレス加工品を製作し、リング形状の加工で長年の実績を持つ。従来は90mm以内の小径部品を主な対象としていた。ユーザーの発注先が海外へ移る一方、国内では難加工化・大型化・高精度化・短納期化・低コスト化の要求が強まっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力既存のトランスファープレスでは工程数が最大9工程までに限られ、110mm以上の大型部品や複雑形状のプレス加工部品の依頼に応えられなかった。
  • 生産能力既存設備より力のあるプレスが必要だった。
  • その他ユーザーの発注先の海外シフトに伴い、国内では難加工化・大型化・高精度化・短納期化・低コスト化の要求が強まっていた。

やったこと

従来は160トンと600トン程度のプレス機しか所有しておらず、今回の助成により850トンのプレス機を購入した。これにより加工工程を増やすことが可能になり、海外メーカーが敬遠する大型のプレス加工部品や複雑形状のプレス加工部品を製造できるようになった。試作では型番のファーストトライから最終の10ステージまで使用して完成品を作り、寸法精度をクリアした。その結果、サンプル品3,500個を出荷することができた。

  • 加工機850トントランスファープレス

新しい製品・サービス:大型ベアリング製品向けの自動プレス加工技術

事業の効果

  • 最大加工工程数 9工程→10工程

850トンプレスの導入により加工工程を増やせるようになり、大口径や複雑形状の製品も受注できるようになった。工程数が増えたことで無理のない絞り加工が可能になり、金型寿命も延びて加工が容易になった。プレス圧が大きくなったことでコーナー部などの細部の決めが明確になり、製品精度が向上した。これにより顧客からの受注拡大につながった。

今後の展望

量産は客先承認を得てから始まり、自動車関連部品は承認に長期間を要する。試作段階の試算より生産量が大幅に増え、短納期化も進むと見込まれる。大企業の海外シフトが進むなかで大きな形状や複雑な形状の製品は国内に残る可能性が高く、今後さらに強みを増すと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。