ものづくり補助金平成26年度製造業沖縄県

沖縄県産もずく加工品の製造ライン構築及び開発・販売

株式会社シュアナチュラル

成果製造ラインの作業人員 7人→3人

この事例のポイント

  • 既存のモズク加工製造ラインの効率化が求められていた。
  • 本事業で機械設備を導入し、モズク加工の製造ラインを新たに構築した。
  • 製造ラインの作業人員 7人→3人。新たな製造ラインにより、従来7人で行っていた作業を3人で回せるようになり、人員を別作業に充てられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社シュアナチュラル
所在地沖縄県 糸満市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数19人
資本金4,800万円
設立1994年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力既存のモズク加工製造ラインの効率化が求められていた。
  • 品質・精度モズク加工品の品質向上が課題だった。
  • その他製造における安全性の確保が課題だった。

やったこと

本事業で機械設備を導入し、モズク加工の製造ラインを新たに構築した。コスト削減のための検証試験と付加価値商品の試作品開発を進めた。検証内容は作業時間、人員配置、使用具合の検証と微生物検査である。冷蔵庫の導入により未加熱商品の生産が可能になったため、加熱製品との比較検証も行った。電磁調理器を使い、もずく醤油仕立ての「焦がし鮨」の試作品開発にも取り組んだ。

新しい製品・サービス:未加熱のモズク加工品および「焦がし鮨(もずく醤油仕立て)」の試作品

事業の効果

  • 製造ラインの作業人員 7人→3人

新たな製造ラインにより、従来7人で行っていた作業を3人で回せるようになり、人員を別作業に充てられるようになった。その結果、工場全体の稼働率が上昇した。力作業がなくなったことで女性も作業できるようになり、効率化も進んだ。商品のグレードアップや品質向上、取引業務などの削減による合理化も達成し、当初の課題を解決できたとしている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存モズク加工製造ラインの効率化やかりゆしウエアの生産効率化を目指すと書かれ、既存事業の延長線上にある取組と読める。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    県内大手小売業者との取引拡大や県外販路拡大を狙うと書かれているが、市場動向や自社の強みの分析は述べられていない。

  • 課題の認識と解決4

    7人で行っていた作業を3人で回せるようになり、受注から納品までを4週間から2週間に短縮したと、課題と成果の数字が示されている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    裁断は1枚30分から5分に短縮、生産量は約3倍と数字があるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    若い人材の確保・育成が課題とあるが、補助事業を遂行する人員体制や事務処理の体制については書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    オリジナル性の高い商品やシリーズ商品群、顧客満足度の向上などに触れているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体的でない。

  • 事業化までの道筋2

    量産体制の構築、販路拡大、シリーズ商品開発を今後の予定として挙げているが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    電磁調理器を使った焦がし鮨など付加価値商品の試作に取り組むとあるが、市場での位置づけや高価格化の根拠は示されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    力作業がなくなり女性でも作業できるようになったと雇用面への効果がうかがえるが、経済波及や社会インフラとしての必要性は書かれていない。

  • 費用対効果3

    作業人数の削減や作業時間の短縮など効果は数字で示されているが、補助金額に対する付加価値増加の試算は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    冷蔵庫の導入で未加熱商品を生産できるようになったと書かれているが、先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルへの言及はない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    沖縄県産もずくやかりゆしウエアを扱い、県内の取引先や販路拡大に触れており、地域の特性を活かした事業と読める。

今後の展望

製造ラインのブラッシュアップを進めて量産体制の構築を図り、構築後は販路拡大およびシリーズ商品群の開発に取り組む予定である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。