回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社 二階堂
成果生産数 3,000個/日→12,000個/日
| 事業者名 | 有限会社 二階堂 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 青森市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 38人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1946年 |
当社は昭和21年から地域密着型の和菓子・洋菓子やベーカリーの製造・小売業を営んでいる。従来は菓子職人による手作業を中心に生産を行っていた。少子高齢化と人口減少に伴い売上は横ばいの状態が続いている。
抱えていた課題
やったこと
洋菓子部門でニーズの高い商品を対象に、キャタピラオーブンをはじめとする最新機種を導入し、機械化・自動化により生産性向上を図った。システムデポリーエボリューションⅡ、プレート成型機、カッターミキサーなどを導入し、量産体制を整えた。手作業で行っていた工程をライン化した。「あおもり藍」を使用した藍色の洋菓子という新規性を軸に高付加価値商品を開発した。
| 加工機 | キャタピラオーブン |
|---|---|
| 加工機 | システムデポリーエボリューションⅡ |
| 加工機 | プレート成型機 |
| 加工機 | カッター |
| 加工機 | カッターミキサー |
新しい製品・サービス:「あおもり藍フィナンシェ」など、あおもり藍を使った藍色の洋菓子・お土産品
キャタピラオーブン等の併用とライン化により生産能力が4倍に向上した。カッターミキサーにより材料の事前処理が不要になり撹拌時間が半分になった。プレート成型機の導入で型に絞る手間が減り作業時間が1/5に短縮された。熟練職人の勘に頼らず経験の少ない社員でも対応できるようになり作業効率も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
手作業中心の生産に限界があり大口受注に応えられなかったとの背景があり、機械化で量産体制を整えた流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
日保ちの良いお土産品で商圏を拡大する必要があったと書かれ、県産りんごや「あおもり藍」を使う新規性で高付加価値商品を開発したことが読み取れる。
売上は横ばいで生菓子だけでは減少が避けられないという危機感が示され、キャタピラオーブン導入で3,000個/日から12,000個/日へ4倍の生産能力向上と数字で成果が示されている。
生産能力4倍、撹拌時間1時間から30分(1/2)、型絞りの時間1/5短縮と具体的な数値目標・実績が示されている。ただし付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
熟練職人の勘に頼らず経験の少ない社員でも対応できるようになったとあるが、補助事業の遂行体制や人材配置の詳細は書かれていない。
「あおもり藍」を使った藍色の洋菓子という新規性、大手航空会社や百貨店での取り扱いなど、製品の価値と選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後の展望として藍を使った商品強化や首都圏販路開拓、HACCP取得のためのX線導入検討が書かれているが、遂行スケジュールや課題解決方法は詳述されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
「あおもり藍」を使った藍色の洋菓子という新規性で、同分野で高付加価値化を図っていることが具体的に書かれている。
地域の県産品を活用したお土産品で商圏を拡大する点はうかがえるが、国が補助する波及効果や雇用創出の記述は乏しい。
生産能力4倍や時間短縮の効果は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加の費用対効果は書かれていない。
最新機種の機械化・自動化による生産性向上はうかがえるが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
青森県産のりんごや「あおもり藍」を活用し、地域の特性を活かした高付加価値商品を開発していることが具体的に読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
「あおもり藍フィナンシェ」は大手航空会社の新ジャパンプロジェクトに採用され、ファーストクラス用に試作品を提案している。今後は藍を使ったお土産品を強化し、首都圏の大手百貨店への卸を通じて販路を開拓する予定。HACCP取得のためX線異物混入検知の導入も検討している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。