ものづくり補助金平成27年度製造業秋田県

新タイプ微発泡性清酒製造の生産性アップによるブランド確立と販路拡大

有限会社奥田酒造店

成果無加圧甕口生酒の生産本数 200本/日→900本/日

この事例のポイント

  • 無加圧甕口生酒は一本一本手作業で瓶詰めしており、生産本数が200本/日程度で限界だった。
  • 炭酸ガスを逃さず瓶詰めするため、醪搾機で搾った日本酒を甕口からそのまま瓶詰めできる定量充填機「びん太」を導入した。
  • 無加圧甕口生酒の生産本数 200本/日→900本/日。充填機は液送がストレートなので炭酸ガスが失われにくく瓶詰めできるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社奥田酒造店
所在地秋田県 大仙市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野製造環境,バイオ
従業員数4人
資本金300万円
設立1997年

事業の背景

当蔵は秋田県内最小規模の蔵元で、延宝年間創業以来三百有余年の歴史を持ち、地酒「千代緑」を製造している。主力は地元酒販店への出荷で、県外への出荷はこれまで少なかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力無加圧甕口生酒は一本一本手作業で瓶詰めしており、生産本数が200本/日程度で限界だった。
  • 品質・精度醪搾機に経年による味や香りの癖が付いており、製品が影響を受けやすい状態だった。
  • 人手・技能雑味やオフフレーバーを防ぐための搾り機の入念なメンテナンスに、瓶詰め前の4日間従業員が付きっ切りとなり大きな負担になっていた。

やったこと

炭酸ガスを逃さず瓶詰めするため、醪搾機で搾った日本酒を甕口からそのまま瓶詰めできる定量充填機「びん太」を導入した。また、醪搾機を更新し、耐久性に優れ長時間利用できる搾り機にした。新しい搾り機は濾布がホック式で取り付け・取り外しが容易になり、洗浄に掛かる時間は従来の半分ほどに短縮された。

加工機定量充填機「びん太」
加工機醪搾機

新しい製品・サービス:無加圧甕口生酒(新タイプの微発泡性清酒)

事業の効果

  • 無加圧甕口生酒の生産本数 200本/日→900本/日

充填機は液送がストレートなので炭酸ガスが失われにくく瓶詰めできるようになった。一人で瓶をノズルにセットしながら作業でき、瓶詰め時間が短縮され、以前より少ない人員で生産本数を増やせるようになった。醪搾機の更新により濾板や濾布の味や香りの癖がなくなり、品質が格段に向上した。地元酒販店以外への販路拡大も可能となった。

今後の展望

地元の若手専業農家との契約栽培を進め、米・水・酵母の全てが地元協和産という酒を増やしていく方針。県外への出荷割合が増えており、アメリカ東海岸でのテイスティングプロモーションで高評価を得たため、早期の輸出事業化を計画している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。