新たな加熱装置の導入による大型構造物溶接部熱処理の受注獲得・競争力強化事業
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
有限会社メイクシミズ
成果成形から仕上げまでの工程日数 5日→3日
| 事業者名 | 有限会社メイクシミズ |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 山形市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1989年 |
平成元年に研磨業として創業した従業員9名の研磨加工業者である。眼科用診断装置のダイヤル目盛りやゲージ刻印など、医療機器を中心とした高付加価値製品に研磨・ブラスト・彫刻の手法で部品を製造している。ユーザーの要望は精度に尽きるため、手触りや見え方の品質が強く求められる市場である。
抱えていた課題
やったこと
曲面に彫刻できる仕様が国内メーカーでは特注になるため、フランス製のIT対応自動彫刻装置を導入した。これにより、これまで対応できなかった曲面加工や原版を必要とする製品の自動加工が可能になった。特殊な文字、ロゴ、図案への彫刻にも対応できるようになった。取引先から求められた、加工から彫刻までの社内一括生産体制の整備も進めている。
自動彫刻機の導入により、成形から仕上げまでの工程が5日から3日に短縮された。彫刻工程だけで作業時間が15〜25%短縮され、生産量は20〜30%増産できるようになった。加工時間の把握や作業時間の配分ができるため、作業者1名で自動機を動かしながら手動機の作業も行えるようになった。これまで断っていた次工程の墨入れまで一括受注できるようになり、取引先の拡大と生産効率の向上により、売上は年間4〜5%アップした。
既存の研磨・ブラスト工程と連動した新たな受注を獲得し、製造期間の短縮やコストダウンを進める。医療機器や電子部品の組立装置などの高度精密分野で新規顧客を確保し、ガラスやプラスチック、木材などのデザイン彫刻市場の開拓も目指す。手作業と最新の自動化で精度をさらに高め、東北・関東圏へのマーケット拡大を図る。
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
高速加工が可能な高精度マシニングセンターを導入し、CAD/CAMシステムと連動させた生産体制を構築して工程全体のリードタイム短縮を図った。
効果:主軸回転速度が4倍以上となった。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。