回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社田中金属
成果段取り時間 30分→15分
| 事業者名 | 株式会社田中金属 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 枚方市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1951年 |
主力製品は包装や半導体、自動車部品などの機械装置の部品、製造治具、試作品である。リーマン・ショック後の平成21年には、売上高の約7〜8割を占めていた得意先からの受注が海外シフトなどで突然なくなった。現在は3社の取引先を中心に分散化を図っている。
抱えていた課題
やったこと
2パレットを備えた立型マシニングセンターを導入した。一方のパレットで加工している間に、独自の加工用治具を用いて他方で外段取りを効率よく行えるようにした。特にリピート品の加工では、段取り時間を従来の30〜60分から平均15分以内に短縮した。さらなる短縮に取り組んでいる。
| 加工機 | 2パレットの立型マシニングセンター |
|---|---|
| その他 | 独自の加工用治具 |
段取り時間の短縮により納期が削減された。2パレットの立型マシニングセンターと独自の治具により、加工待ち時間を極力ゼロに近づけた。製品の高精度化も実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成21年の得意先喪失を機に小ロット高付加価値加工へシフトした経緯が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略として明確に位置付けた記述は薄い。
±100分の1mm以下の加工精度、一貫生産体制、三次元測定機による検査体制など自社の強みが具体的に書かれ、競争優位の根拠になっている。
取引先の集中によるリスクを認識し3社へ分散化を図ったと書かれ、課題認識はあるが、計画の高付加価値化への具体的道筋は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
社長と中堅技術者3人が現場を担う体制や、ベトナム人社員の戦力化が書かれるが、補助事業を遂行する体制の具体性は限られる。
段取り時間を従来の30〜60分から平均15分以内に短縮した実績など、顧客ニーズへの対応と選ばれる理由が具体的に書かれている。
段取り時間のさらなる短縮に取り組むと書かれるが、中長期の検証やスケジュールの記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
小ロット精密加工や独自治具の活用が書かれ、同分野で高付加価値化を図る姿勢はうかがえるが、高価格化の数値は示されていない。
半導体や自動車部品向けの装置部品を手がけると書かれるが、国が補助する積極的理由や波及効果の記述はわずかにうかがえる程度。
段取り時間の短縮と納期削減の成果は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
独自治具や三次元測定機の導入が書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンのイノベーションへの貢献は明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪府枚方市の中小製造業であることは書かれるが、地域特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新型コロナウイルス感染症の影響は懸念されるものの、大きく売上高を落としていない。課題の人手不足にはベトナム人社員の戦力化などで対応する方針である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg