ものづくり補助金平成25年度製造業新潟県

医療用内視鏡の機能向上に対応する同先端部品加工体制の革新

佐渡精密株式会社

成果新設備によるツール交換時間の短縮で7.7%短縮

この事例のポイント

  • 約30本のツール交換に加工時間の10〜15%程度を要し、既存設備ではこの時間の短縮に限界があった。
  • ツール交換時間の早い最新の5軸マシニングセンター(牧野フライス製作所 a61nx-5XR)を導入し、加工スピードを高めた。
  • 新設備によるツール交換時間の短縮で7.7%短縮。新設備によるツール交換時間の短縮で、1個あたりの加工時間は7.7%短縮した。

事業者のプロフィール

事業者名佐渡精密株式会社
所在地新潟県
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数79人

事業の背景

当社はA社から医療用内視鏡の先端部品の切削加工を25年以上受注しており、近年は需要の伸びに伴い受注が増加していた。国内の医療用内視鏡市場規模は2011年度379億10百万円、2012年度460億11百万円、2013年度532億10百万円と成長傾向にあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力約30本のツール交換に加工時間の10〜15%程度を要し、既存設備ではこの時間の短縮に限界があった。
  • 品質・精度医療用内視鏡部品は小径化、肉薄化、一体化が進み切削加工が複雑になり、より高い加工精度が求められていた。

やったこと

ツール交換時間の早い最新の5軸マシニングセンター(牧野フライス製作所 a61nx-5XR)を導入し、加工スピードを高めた。当初は高位機種ではなくV33i-5XBを計画していたが、将来の対応範囲拡大を考慮して上位機種に変更した。導入後約3か月かけて研修とトライアル加工を行い、2015年2月頃から内視鏡先端部品の加工を本格的に開始した。また、2014年6月頃から導入設備の利点を示して受注活動を継続的に行った。当初計画になかった1回の加工で5個を同時に加工する多数個取りを実施し、段取り替え回数を減らした。

  • 加工機牧野フライス製作所 a61nx-5XR5軸マシニングセンター

事業の効果

  • 新設備によるツール交換時間の短縮で7.7%短縮
  • 5個取りにより9.1%短縮

新設備によるツール交換時間の短縮で、1個あたりの加工時間は7.7%短縮した。1回の加工で5個を同時に加工する多数個取りにより、5個分の加工時間は9.1%短縮した。品質を落とさずにコスト削減と納期短縮を実現し、生産量、納期、コスト面の競争力が高まった。本事業で製造体制が強化されたことが評価され、2014年度の受注は飛躍的に拡大した。

今後の展望

今後も受注の拡大が見込まれると見ている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。