ものづくり補助金平成27年度生活関連サービス業、娯楽業栃木県

体験型カーレジャーパークの運営

丸和産業有限会社

この事例のポイント

  • 施設の利用時間帯が平日の一部と休日に偏り、毎休日が埋まっているわけではないため、施設の稼働率を上げて経営基盤を安定させる必要がある。
  • ダートコースとサーキットを一体化した体験型カーレジャーパークを展開し、子どもや女性、若年層が車を自由に走行しながら車の構造や緊急時対処法を学べるようにした。
  • 丸和オートランド那須を体験型カーレジャーパークとして運営することで、施設の稼働率を上げ、経営基盤を安定させられる見込みである。

事業者のプロフィール

事業者名丸和産業有限会社
所在地栃木県 那須塩原市
業種その他の生活関連サービス業
従業員数5人
資本金1,000万円
設立1978年

事業の背景

当社は那須塩原市で未舗装のダートコースを持つ「丸和オートランド那須」を運営し、M3ジャパン株式会社が運営する舗装サーキット「ドライビングパレット那須」が隣接している。免許の所持率や車の保有率が低下した現在、サーキットは一部マニアのための閉鎖的な施設になっており、若年層などの新たな利用者を呼び込む必要がある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑施設の利用時間帯が平日の一部と休日に偏り、毎休日が埋まっているわけではないため、施設の稼働率を上げて経営基盤を安定させる必要がある。
  • 集客・繁閑利用層の高齢化が進み、顧客層を広げる必要がある。
  • 生産能力若者の車離れが進み、未熟な運転が事故や渋滞を起こす危険性を高めている。

やったこと

ダートコースとサーキットを一体化した体験型カーレジャーパークを展開し、子どもや女性、若年層が車を自由に走行しながら車の構造や緊急時対処法を学べるようにした。新規導入した機器で整備作業の見える化を行い、機器の運用試験と車両の稼働試験で作業時間や安全性などを確認した。その結果をもとに報告書・マニュアルを作成し、スタッフ研修を行った。作業は体験させる作業と見せる作業に選別し、基本的には体験させる作業としてメニュー化した。問題点を改善して安全性と体感性を高めた。

加工機門型リフト
加工機タイヤチェンジャー

新しい製品・サービス:体験型カーレジャーパーク「ノンライセンス」「ライセンス」「ファミリー」などのメニュー

事業の効果

丸和オートランド那須を体験型カーレジャーパークとして運営することで、施設の稼働率を上げ、経営基盤を安定させられる見込みである。子どもや若者が運転を学ぶ場を提供し、公道での無謀な走行や事故、渋滞などの社会的損失を防止できる。若者という新規顧客を開拓し、自動車関連産業全体の発展にもつながる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    若者の車離れと稼働率向上を課題に挙げ、既存サーキットの運営を基盤とする記述はあるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ダートコースの特徴や隣接施設との補完関係は書かれているが、競合との比較や自社の強み・弱みの分析は具体的に示されていない。

  • 課題の認識と解決3

    稼働率の低さや顧客層の高齢化という課題は挙げられているが、それを解決する収益目標や数値は示されていない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    社員5名の体制と当社整備スタッフによる作業確認が記載されているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    子どもや女性、若年層を対象に、ルール下の走行と車の構造学習を提供する価値が具体的に示され、顧客像も明確である。

  • 事業化までの道筋3

    運用試験や作業の選別、マニュアル作成などの進め方は書かれているが、中長期のスケジュールや課題解決の期限は示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    体験型カーレジャーは新規性があると述べられているが、市場での普及度や高付加価値化の水準を裏付ける数値は示されていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用3

    若者の事故や渋滞の防止、地域の新たなレジャースポットとしての役割が示され、社会的意義は読み取れるが定量的根拠は乏しい。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    機器の見える化や安全性の改善は記載されているが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の具体性は薄い。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    自動車関連産業の発展に寄与するとの記載はあるが、日本経済の構造転換に資する根拠は示されていない。

  • 地域経済への波及3

    那須地区の新たなレジャースポットとして人を呼び寄せる効果が述べられ、地域特性への言及はあるが、雇用創出の数値は示されていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

若者や子どもが車に興味を持つことで自動車関連業界全体に貢献し、新たな地域の観光スポットとしてほかのサーキットにも応用できるビジネスモデルである。

業種と困りごとが近い成果事例

滋賀県生活関連サービス業、娯楽業平成25年度

ソーター導入による売上・付加価値額の増加

アセンブリ工程のうち、②分類10から④アセンブリ迄の工程をソーター(クリーニング品を自動で連番に並べ替えて排出する装置)により自動化した。

効果:作業時間(月間) 3,266分/日→1,438分/日

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。