ものづくり補助金平成27年度製造業神奈川県

3D-CAD導入によるテイクアウト用紙器の低価格提供サービス事業

株式会社栄文舎印刷所

この事例のポイント

  • 写真やビジュアル、デザインで飲食店の魅力を伝えることが苦手な事業者が少なくない。
  • テイクアウト用に着目し、デザインを苦手とする小規模飲食店が、デザインされたパッケージを小ロット・低価格で導入できるサービスを開発した。
  • 小規模飲食店が、デザインされたパッケージを小ロット・低価格で導入できるようになる見込みである。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社栄文舎印刷所
所在地神奈川県
業種印刷・同関連業

事業の背景

当社は印刷業務全般やデザイン制作などを行い、企業PRを手伝ってきた。小規模な飲食店向けには、20年前から料理の撮影教室やメニュー作りを行ってきた。飲食業界では、テイクアウトへの関心が徐々に高まっている。当社は飲食店向けに販促物のワンストップサービスを展開しているが、テイクアウト向けのパッケージは提供できていなかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信写真やビジュアル、デザインで飲食店の魅力を伝えることが苦手な事業者が少なくない。
  • 販路・情報発信小規模飲食店は、オリジナリティのあるメニューで魅力があっても、資金の余裕がなくデザインを依頼できず、販促物で魅力を伝えられない。

やったこと

テイクアウト用に着目し、デザインを苦手とする小規模飲食店が、デザインされたパッケージを小ロット・低価格で導入できるサービスを開発した。安価に提供するため、デザインされたテンプレートを活用し、外形寸法を変えるだけで紙器を設計できるようにした。印刷工程ではワイドフォーマット・プリンターとカッティング・プロッターを使用している。現在は、パッケージの品質を高めるため試作品の検証を続けており、テイクアウトするメニューによって必要な仕様を調整している。

その他ワイドフォーマット・プリンター
加工機カッティング・プロッター

新しい製品・サービス:飲食店向けのテイクアウト用パッケージ提供サービス

事業の効果

小規模飲食店が、デザインされたパッケージを小ロット・低価格で導入できるようになる見込みである。テイクアウトのメニューを料理の魅力が伝わるパッケージで提供できるため、飲食店の販促の幅が広がる。販促物のラインナップを広げることで、資金の余裕がない飲食店にもデザインを提供できる。本文には数値による効果の記載は確認できない。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性4

    20年前から料理撮影教室やメニュー作りを行い、飲食店向け販促物のワンストップ事業を展開している点から、過去の取組との一貫性が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    テイクアウト需要の高まりと、デザインが苦手な小規模飲食店の存在は読み取れるが、自社の強み・弱みの定量的な比較は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    写真やデザインで魅力を伝えられない事業者が多いという課題認識は示されているが、成長につながる数値的な見通しは書かれていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    社内の体制や人材に関する記述はなく、印刷・デザイン事業を行っていることだけがうかがえる。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    小規模飲食店を対象に、小ロット・低価格で紙器パッケージを提供する内容が明確で、テイクアウト需要の高まりという裏付けも示されている。

  • 事業化までの道筋2

    試作品の検証を続けていることはわかるが、遂行方法や実施スケジュール、課題解決の方法は具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    テイクアウト向けパッケージは自社がこれまで提供できていなかった領域とされ、新たな分野への進出が読み取れるが、市場規模や普及度の数値はない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    飲食店の魅力を伝える販促物の提供は読み取れるが、雇用創出や経済波及など国が補助する理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    ワイドフォーマット・プリンターやカッティング・プロッターを使い、テンプレート活用で紙器を設計する方式が書かれているが、業界への波及効果までは示されていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    テイクアウト市場への進出は読み取れるが、日本経済の構造転換に資する点までは書かれていない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。