ボーイング737:機械加工部品の増産対応及び生産性の強化
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
効果:工程数 6工程→2工程
有限会社深沢製帆店
成果6000枚の受注に対し、時間にして従来工程から162.5時間の短縮となった
| 事業者名 | 有限会社深沢製帆店 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 静岡市清水区 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | デザイン,機械制御,精密加工 |
| 資本金 | 6,000万円 |
| 設立 | 1974年 |
静岡市清水区の有限会社深沢製帆店は、テントシートを活用した様々な製品を製造している。もともと帆布の製造を主としていたが、静岡県はテント倉庫の老舗が多く、造船業が下火になってからは企業向けの荷捌き場やテント倉庫用シート等が主力商品となっている。近年は防災意識の高まりから集会用テントや防災用トイレといった量産品の市場ニーズが大きくなっていた。取引のあった金融機関からものづくり補助金の情報提供を受け、防災用品向けシート材の効率的な裁断を目的に設備導入へ踏み切った。
抱えていた課題
やったこと
自動裁断機を導入し、シートの送りはエアーによるコンベア方式を採用した。裁断方式は特注の超音波カッターを用い、直線だけでなく曲線や目付加工にも対応できるようにし、多様な生地の裁断を可能とした。併せてネスティングソフトを導入し、パーツのマッピングには専用CADを用いて余白をなくし、歩留まりの改善を図った。現場指導コンサルタントの協力を得て、新規機械への正しいアプローチや作業手順書の整備を行い、若手従業員・パートタイマーにOFF-JT研修を全社的に実施した。
| 加工機 | ネスティングソフト搭載自動裁断機 |
|---|---|
| ソフト | ネスティングソフト |
| ソフト | パーツマッピング用専用CAD |
新しい製品・サービス:防災用品向けの小型・量産品(集会用テント、防災用トイレなど)のテントシート製品
自動裁断機の導入で裁断工程が大きく変わり、作業者の技量によらず高品質なパーツを切り出せるようになった。ネスティングソフトにより余白が減り、作業効率と歩留まりが向上した。6000枚の受注に対し従来工程から162.5時間短縮され、残業時間も減少した。従業員はパートタイマーを含め就業時間内に効率よく働くようになり、生産体制が整ってきている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の帆布製造やテント倉庫向けシートなど事業の流れは読めるが、裁断工程を内製化する方針と過去の取組との関係は簡潔に述べられている程度である。
防災用品の需要拡大、消防法強化による防火水準の上昇、外注加工による納期とコストの課題が具体的に示され、強みと弱みを踏まえた判断が読み取れる。
課題として外注加工の手間と納期・コストが挙げられ、裁断工程の内製化による納期短縮とコスト低減という解決策が示されている。
6000枚の受注に対し従来工程から162.5時間の短縮という数値が示されており、目標の達成実績が具体的に読み取れる。
外部専門家の定期指導、若手従業員とパートタイマーへのOFF-JT研修に取り組んだ記述はあるが、体制の詳細は薄い。
防災用トイレや集会用テントなど量産品の市場ニーズと、短納期・低コストという選ばれる理由は読み取れるが、顧客ターゲットの整理は薄い。
導入、指導、研修と段階的に取り組んだ流れは読めるが、中長期の検証やスケジュールの詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
防災用品向けの大型テント裁断という分野の特殊性はうかがえるが、高付加価値化や高価格化を示す記述は乏しい。
防災用品の需要拡大に対応する生産体制の整備という社会的な意義はうかがえるが、経済波及や雇用創出の数値は書かれていない。
162.5時間の工程短縮と残業削減、歩留まり改善という具体的な効果が示されており、費用対効果の一端が読み取れる。
超音波カッターとネスティングソフトによる自動裁断の導入は読み取れるが、地域やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
防災用品という成長が見込まれる分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
静岡市清水区の地元事業所であり、地域の帆布産業の背景は読めるが、地域経済の牽引や雇用創出の具体性は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後もハードとソフトの両輪を回し、テントシートの新たな可能性を見出していく。
残業は驚くほど減りました。みんな就業時間内に効率よく、早く帰ろうと。モチベーションにも繋がっています。
公式の事例集より(原文のまま)
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
効果:工程数 6工程→2工程
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。