回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
新生薬品工業株式会社
| 事業者名 | 新生薬品工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 高市郡高取町 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | 製造環境,機械制御 |
| 設立 | 1947年 |
当社は1947年の設立以来、古都奈良で日本で唯一の漢方液剤一貫製造ラインを中心に、OTC医薬品の液剤・顆粒剤・シロップ剤などの共同開発・受託製造を行っている。漢方液剤および顆粒剤の一貫生産を長年のノウハウで行い、独自製法の優位性で他社との差別化を図ってきた。国の健康医療政策でセルフメディケーションが推進され、一般薬、とりわけ漢方薬が見直されており、今後の需要拡大が予想されていた。
抱えていた課題
やったこと
本事業では、最新式の貫流ボイラー、製造自動化装置、消臭装置(デオライザー)を導入した。これまで作業員の経験に頼っていた各設備の操作タイミング等を数値化し、各工程を連動させた。抽出・濃縮工程を一体的に自動制御することで、抽出・濃縮の精度を上げて品質の安定化を図った。消臭装置の導入により生薬の臭気を抑え、間隔を空けていた生産稼働を連続稼働できるようにした。
| その他 | 貫流ボイラー |
|---|---|
| 加工機 | 製造自動化装置 |
| その他 | 消臭装置(デオライザー) |
抽出・濃縮工程の自動化・連続稼働が実現し、生産効率が約3割向上した。生薬特有の臭気はほぼ100%解消され、近隣住民への配慮から行っていた稼働間隔の制限がなくなった。作業員の負担が軽減され、各設備の連動により抽出・濃縮の精度が上がって品質が安定した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1947年設立以来の漢方液剤開発の歴史と「他にはできないオリジナル製品の開発」という理念が書かれ、過去の取組との連続性はうかがえる。
他社が手を出していない液剤・顆粒等の剤型を専門とし、満量処方にこだわる点が差別化として書かれているが、市場動向の分析は乏しい。
セルフメディケーション推進で漢方需要拡大が見込まれ、生産性向上と品質安定が急務とされている。課題認識は明確だが数値目標はない。
生産効率が約3割向上したと実績が書かれているが、付加価値や賃上げの目標値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
錠剤が飲み込めない消費者に向けた液剤・顆粒等の剤型という選ばれる理由は書かれているが、顧客ターゲットの裏付けは薄い。
導入設備と自動化・連続稼働の方向性はうかがえるが、スケジュールや課題解決の具体的方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
市販漢方薬でも処方箋同様の満量処方にこだわり、他社が余り手を出していない液剤等を専門とすることが具体的に書かれている。
セルフメディケーション推進で漢方薬の需要拡大が見込まれると書かれるが、雇用創出や波及効果への言及はない。
生産効率が約3割向上し臭気がほぼ100%解消したと書かれるが、補助金額に対する費用対効果は示されていない。
制御による自動化・連続稼働は書かれているが、デジタル技術や業界全体へのイノベーション貢献は具体的でない。
漢方薬の需要拡大が見込まれる分野で生産性を高める取組はうかがえるが、構造転換への言及は乏しい。
奈良県高取町の本社・工場が所在地として示されるが、地域の特性を活かした付加価値創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名