回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社菊水フォージング
成果省人化 3.5人→1人
| 事業者名 | 株式会社菊水フォージング |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県 鳥取県 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 設立 | 1947年 |
当社は昭和22年に菊水刃物工場として創業し、平成25年に株式会社に改組した熱間型打鍛造業者である。産業機械メーカーを主な顧客とし、マグネシウム合金などの新素材の鍛造工法・用途開発や機械加工対応によるコンビニエント化を進めている。取扱アイテム数は1,500点を超え、金型内製100%を強みとしている。
抱えていた課題
やったこと
諸条件に適合するマシニングセンターを選定・導入し、横型マシニングセンターを活用した。工程を集約して生産効率を向上させ、従来できなかった加工も行えるようにした。設備集約により省人化を実現し、3.5人を1人にした。クレーンによる重量物の運搬回数を大幅に削減し、重量物移動運搬の動線を短縮した。加工時間の短縮と高効率切削による工数削減を達成した。
工程集約と設備集約により加工時間を短縮し、大幅な工数削減を達成した。省人化により3.5人が1人になり、付加価値向上も実現した。クレーンによる重量物の運搬回数も大幅に減り、動線の削減につながった。
新事業進出・ものづくり補助金
昭和22年創業以来の鍛造業から先進設備導入へ変遷し、刀匠の技を受け継ぐ一貫性が示され、機械加工の取組も既存事業の延長にある。
取扱アイテム数1,500点超、ハンマ・プレス計8ラインと金型内製100%の強みを示し、即納性という市場ニーズに応える優位性を示している。
リードタイム短縮の課題に対し工程集約と省人化を図り、加工時間の大幅短縮を達成している。課題認識と解決策が対応している。
付加価値向上を達成したと述べるが、目標値や賃上げの具体的数値が示されておらず、実現可能性の根拠は薄い。
鍛造技能検定資格保持者による品質体制と、生産管理の課題認識があり、補助事業を遂行する人員体制は概ね確保されている。
コンビニエントサプライヤー化の需要を明確にし、迅速供給という選ばれる理由と顧客ターゲットの建機市場が整理されている。
今後の関連業種とのネットワーク化は構想として触れられているが、スケジュールや課題解決の具体的方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
大型で重切削かつ多種少量の油圧ブレーカー部材加工に、マグネシウム合金の低コスト高強度鍛造や一貫生産を組み合わせ、高付加価値化を図っている。
労働集約型工程の省人化や重量物運搬の削減により、地域の鍛造業の生産性を高める取組として国が補助する理由は一定程度ある。
作業者3.5人を1人に集約する省人化と工数の大幅削減が示され、投入額に対する生産性向上の効果が読み取れる。
マシニングセンター導入と一貫生産による川下工程への進出は供給網の効率化に寄与するが、先端デジタル技術の活用は明確でない。
軽量化要請に応える素材鍛造や機械加工への進出に触れるが、日本経済の構造転換への寄与までは記述されていない。
地域の鍛造技能と鳥取県の鍛造マイスタを活かし、高付加価値の鍛造品を供給している点で地域特性を活用している。
マグネシウム合金鍛造品の製造技術を確立し、一貫生産のメリットを打ち出して機械加工へ進出している。将来は後工程の合理化のため、関連業種とのネットワーク化を考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
効果:工程数 6工程→2工程
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった