高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
山陽クレー工業株式会社
成果原料受入から微粉砕までに要する時間が15~20%短縮できた。
| 事業者名 | 山陽クレー工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 備前市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 設立 | 1940年 |
同社は昭和15年創業の、天然のろう石から精製したクレーを製造する企業である。クレーは紙、ゴム製品、塗料、農薬、接着剤などに使われ、最終製品に柔軟性や平滑性などの特性を付加する。自動車関連ゴムメーカーから、微細粒度・安定組成のクレーの開発要望を受けていた。
抱えていた課題
やったこと
シングルトグルジョークラッシャを導入した。原料の出口間隔は最小10mmまで設定可能で、短時間(1時間)で容易かつ安全に調整できるようになった。粉粒体連続定量供給機を導入し、粉体の供給量を調節でき、撹拌機能により連続定量供給が可能になった。これにより原料と粉体が均一に混ざるようになった。7年間にわたる試行錯誤を経て「微細粒度・安定組成のクレー」の開発・生産を実現した。
新しい製品・サービス:微細粒度・安定組成のクレー
シングルトグルジョークラッシャと粉粒体連続定量供給機の導入により、調整時間が大幅に短縮され、調整作業の安全面の不安も解消された。作業者は他の業務ができるようになった。原料受入から微粉砕までの時間が15~20%短縮し、不良がゼロになって粒度と組成の品質が高いレベルで安定し、生産性も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来のクレー製造と、7年間の試行錯誤による微細粒度・安定組成品の開発が書かれ、事業の延長線上であることがうかがえる。
国内唯一の湿式・乾式両製法を持つ点は強みとして読めるが、市場動向や競合との比較は書かれていない。
課題はジョークラッシャの調整に半日以上、粉体供給のバラつき、不良発生と具体的で、導入後に不良ゼロ・時間15〜20%短縮と数字で示されている。
15〜20%短縮や不良ゼロの実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
代表者が開発を指揮し、取引先を開拓する方針は読めるが、従業員12人での体制や人材配置は具体的に書かれていない。
自動車関連ゴムメーカーからの要望で微細粒度品を開発したと書かれ、顧客ニーズの裏付けはあるがターゲットの整理は薄い。
今後はメーカーとのマッチングや商社開拓に力を入れると方針は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
微細粒度・安定組成のクレーは一般的でない品質として示され、今後の認知拡大が目標とされているが、高価格化の数値は書かれていない。
公開情報では判断できません。
不良率ゼロや時間短縮が示されるが、補助金額と付加価値増加の関係は書かれていない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
岡山県備前市の地域企業であることは書かれるが、地域の特性を活かした雇用創出や成長への言及はうかがえる程度。
今後は新たなクレーの認知と市場拡大が大きな目標であり、製品開発に取り組むメーカーとのマッチング、取引可能な商社の開拓に力を入れていく。
2つの機械が上手くかみ合い、粉砕が安定することで不良がなくなり、粉体の供給量が均一になったことで品質が安定しました。
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル