高精度ドリルマシン導入による生産力・品質強化
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
松正工機株式会社
| 事業者名 | 松正工機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 倉敷市 |
| 業種 | 設備工事業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 63人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1977年 |
松正工機は1970年に岡山県倉敷市で創業し、産業ガス関連、サニタリー関連、石油化学関連の工事を3本柱として手がけている。近年はサニタリー関連の需要が増え、製薬などのプラントに純水装置を設置する工事が増えていた。売上は23億円(2022年7月期)である。
抱えていた課題
やったこと
2016年にものづくり補助金を活用し、パイプ切断機と自動溶接機を導入した。自動溶接機はパイプの厚さなどにより電流と電圧を4段階で制御し、ヘッドを変更することで直径18ミリメートルから152ミリメートルまで対応する。自動溶接機により凸凹のない均等な溶接ができ、外気を遮断した状態で溶接するため溶接後の酸化を防ぐことができる。
人手による溶接と比べて溶接時間が20%短縮され、生産性が向上した。凸凹のない溶接により、水の滞留や菌の発生につながる課題が解消された。溶接後の酸化も防げるようになった。顧客からの仕事の依頼に対応できるようになり、現在は仕事量全体の半分程度がサニタリー関連になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1970年創業の配管・溶接の蓄積を背景に、2016年に自動溶接機を導入しサニタリー関連の工事量を拡大しており、取組の一貫性が読み取れる。
約50年の配管・溶接技術と社内設計部門、ベトナム現地法人のCAD設計を強みとし、製薬などの需要増に対応していることが読み取れる。
溶接箇所の凸凹による滞留・菌発生という課題を認識し、自動溶接機の導入で凸凹のない溶接を実現し、溶接時間を20%短縮した。
溶接時間20%短縮という実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、実現可能性は判断しにくい。
社員寮の整備や新卒採用・育成、健康経営優良法人への選定に触れており、人材面の体制はうかがえるが具体性は薄い。
純水装置の配管を設計から試運転まで一括で請け負えることを強みとし、製薬などのプラント工事が増えている点が示されている。
2021年の酸洗工場新設や技術投資の継続に触れるが、今回の補助事業の遂行方法やスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
サニタリー関連の需要増に触れるが、分野の普及度や高付加価値化の度合いを示す記述は少ない。
水島コンビナートの工場群を支える地場企業として医薬・食品・半導体の工事を担う点にふれるが、国が補助する積極的理由は書かれていない。
自動溶接機導入で溶接時間が20%短縮し生産性が向上したと示されるが、補助金額に対する費用対効果は書かれていない。
電流と電圧を4段階でプログラム制御する自動溶接機を導入しているが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
製薬や純水装置など成長が見込まれる分野へ工事を拡大している点はうかがえるが、構造転換への言及はない。
倉敷市の水島コンビナートを拠点とし、地場の技術力を生かして事業を拡大している点が読み取れるが、雇用創出の数字はない。
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
溶接工程にロボットを導入した。
効果:技術工が行う溶接作業量 100%→30%
「折る」工程にハゼ折り機ボタンパンチスナップロックを導入し、従来設備より5倍以上の能率で美しく堅牢に騒音なく仕上げられるようにした。
効果:折り加工の能率 1倍→5倍