ものづくり補助金平成25年度建設業鹿児島県

最新鋭溶接システムによる、高品質化と生産性向上で技術力・競争力をつける計画

株式会社富士工業所

この事例のポイント

  • 建築鉄骨の溶接部では高度な溶接技術と厳格な品質が求められていた。
  • 鉄骨溶接ロボットシステムを導入した。
  • 鉄骨溶接ロボットの導入により、常に一定の品質が確保され、コーナー部の欠陥がなくなり高品質な仕上がりを実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社富士工業所
所在地鹿児島県 いちき串木野市
業種職別工事業
技術分野機械制御,情報処理,接合・実装
従業員数15人
資本金1,000万円
設立1964年

事業の背景

建築鉄骨の溶接部では、高度な溶接技術と仕様共通化による厳格な品質が求められていた。大規模地震を契機に建築物の耐震化が進み、鉄骨構造では特に溶接部の確実な検査体制が確立されつつあり、より高度な品質が求められるようになってきている。作業員は全員が日本溶接協会の溶接適格性証明の合格資格を有している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度建築鉄骨の溶接部では高度な溶接技術と厳格な品質が求められていた。
  • 人手・技能溶接作業は熟練作業者に頼っており、クレーンによる反転作業やコーナー部の継ぎ足し溶接で欠陥が発生しやすく危険も伴っていた。
  • 生産能力コアの溶接は1面ずつ人手で回転させる必要があり、手間と時間がかかっていた。

やったこと

鉄骨溶接ロボットシステムを導入した。専用のパソコンに部材寸法情報を入力するだけで、溶接条件と位置決めが自動的に策定される。部品保持装置の回転機と連動して連続溶接を可能にした。これにより、コア・仕口溶接をロボットで行い、専門溶接工は柱大組溶接に専従できるようになった。

事業の効果

鉄骨溶接ロボットの導入により、常に一定の品質が確保され、コーナー部の欠陥がなくなり高品質な仕上がりを実現した。溶接適用箇所が多様なワークに対応でき、稼働率が向上した。専門溶接工が柱大組溶接に専従できるようになり、溶接以外の作業時間も確保され、工場全体の作業効率が向上した。これによりコスト削減、工期短縮、品質の安定と安全性の実現につながり、受注を増やせる体制が整った。

今後の展望

大規模地震後の耐震化で鉄骨溶接部の検査体制が強化され、より高度な品質が求められている。溶接技術者の育成は続けつつ、多様化する建築鉄骨への生産性強化に向けて本設備を活用し、今後の受注体制を強化したいとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。