新たな加熱装置の導入による大型構造物溶接部熱処理の受注獲得・競争力強化事業
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
株式会社アバンテック
成果製造リードタイム 7日→1日
| 事業者名 | 株式会社アバンテック |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 仲多度郡まんのう町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工 |
| 従業員数 | 20人 |
| 設立 | 1977年 |
顧客から産業用コンベアの増産要請が続いていた。産業用コンベアは強度を要するため9mm程度の板厚加工が必要だが、自社のベンダーマシンでは6mm以上の板厚加工ができず外注していた。東北復興関連の土木工事、廃棄物処理、発電所等のプラントで需要が増加傾向にあり、東京オリンピックやリニア新幹線関連でも需要増大が見込まれていた。
抱えていた課題
やったこと
板厚9mm以上の曲げ加工に対応できるベンダーマシンを導入し、銅板にも対応できる設備で曲げ加工を内製化した。新たに導入した最新モデルは対話型システムを備え、加工中に検知したデータから補正データを算出してCAMモデルに反映し、SSDに加工情報を蓄積する仕組みである。CAMモデルで曲げ順や使用する金型が一目で分かるため、経験の浅い人でも3〜4日の学習期間で操作できるようになった。これにより加工の精度が高まり、品質の安定と担当者によるばらつきの解消につながった。
| 加工機 | ベンダーマシン(板厚9mm以上対応の曲げ加工機) |
|---|
ベンダーマシンの導入により板厚9mm以上の曲げ加工を内製化でき、外注に頼っていた工程を社内で完結できるようになった。製造リードタイムは1週間から1日に短縮され、生産量は50枚/日から250枚/日へ大幅に増えた。加工の精度が格段に高まって品質が安定し、加工担当者によるばらつきも解消された。品質面だけでなく人の採用や配置の面でも優位性が生まれ、顧客の多品種・短納期の要望に応えられる体制が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来は外注していたが、9mm板厚の曲げ加工を内製化する取組で、過去の取組との連続性は文章から読み取りにくい。
東北復興や東京オリンピック、リニア関連で産業用コンベアの需要増加が見込まれると書かれ、外部環境の把握はあるが、自社の強み分析は一部にとどまる。
外注が受注を全て受けられない課題に対し、9mm曲げ加工の内製化でリードタイムを1週間から1日に短縮し、生産量を50枚/日から250枚/日へ増やすと具体的に書かれている。
売上目標が1年目5,250千円から5年目6,000千円と数字で示され、生産量50枚から250枚/日の実績も示されており、実現可能性を判断できる。
従来1人で半年かかった曲げ加工が3〜4日の学習で操作可能になったと書かれるが、人材や事務処理体制の確保については記載が薄い。
耐久性の高いコンベアの多品種・短納期対応を目的とし、東北復興や公共工事、プラント等の顧客ニーズを具体的に挙げている。
工場拡大や雇用増員を実施すると書かれるが、遂行スケジュールや課題解決の方法の詳細は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
産業用コンベアは一般的な製品分野であり、小ロット・多品種・短納期に対応する高付加価値化の方向性はうかがえるが、高水準の価格面の記述は薄い。
東北の災害廃棄物処理や土地造成、地域貢献への言及があり、地域経済や雇用への波及はうかがえるが、国が補助する理由としての具体性は薄い。
リードタイム短縮と生産量5倍の効果は具体的だが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
対話型CAMシステムとSSDへの加工データ蓄積で品質を安定させる取組があるが、サプライチェーン全体への貢献までは書かれていない。
産業用コンベアの需要増加分野への対応はうかがえるが、日本経済の構造転換に資する記述は明示されていない。
まんのう町に立地し、雇用増員や地域貢献を実施すると書かれ、地域の経済成長への寄与が具体的に読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
工場拡大と雇用増員も実施し、売上増加を実現するとともに地域貢献にも役立てたいと考えている。本事業による売上目標は、1年目5,250千円から5年目6,000千円としている。
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
わかめ太茎のカット工程に高速裁断機を導入した。
効果:わかめ太茎1人あたりの裁断作業時間 120分→5分
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分