医療機器市場へ進出するための業務展開と設備導入
医療用内視鏡部品の開発を手掛かりに医療機器市場への参入を図った。
効果:生産性 100%→130%
株式会社フードテック
| 事業者名 | 株式会社フードテック |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 三豊市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 101人 |
| 設立 | 1998年 |
1998年に冷凍食品の製造・販売を行う会社として創業し、冷凍惣菜の製造及び販売を事業内容としている。「食のバリアフリー」を基軸に、やわらか食の商品化や多品種少量生産の体制を整えてきた。超高齢化社会の進展で、健康長寿を支える食品の市場拡大が見込まれ、医療費の伸びを抑えることも社会的な課題となっている。
抱えていた課題
やったこと
飽和蒸気調理機を使い、魚、野菜、豚肉、鶏肉をそれぞれ調理して検証し、高温調理に向いているかどうかを判断して調理方法の方向性を見出した。食品用脱気装置では、最適な抽出方法となる加熱条件や時間の調整を試みた。主な成分として、乾燥こんぶに多いグルタミン酸とかつお節に多いイノシン酸の抽出濃度を分析・検証した。
| 加工機 | 飽和蒸気調理機 |
|---|---|
| 加工機 | 食品用脱気装置 |
新しい製品・サービス:介護予備軍の人を対象にした「元気・サポート食」(高品質・高機能なやわらか食)
飽和蒸気調理機により短時間調理が可能になり、従来の加熱方法より仕上がりと歩留まりの両面で効果が期待できる。自動コントロール化で簡単に操作でき、仕上がりも均一にできるようになった。食品用脱気装置では特殊なフィルターで「うま味」を抽出し、こんぶとかつお節を組み合わせて「うま味」を増加させた。作業効率と生産性も高まり、よりおいしい冷凍食品を届けられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1998年創業以来「食のバリアフリー」を基軸に、やわらか食を商品化してきた過去の取組との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
冷凍食品の強みや多品種少量生産の体制には触れるが、市場動向と自社の強み・弱みを比べた競争優位性の記述は乏しい。
高齢化や介護予防という課題は認識されているが、高付加価値化・成長につながる事業計画としての具体的な道筋は薄い。
高付加価値の創出や賃上げを示す目標値は書かれておらず、市場拡大が見込まれるとの記述にとどまる。
従業員101名、多品種少量生産システムと衛生管理の確立に触れ、一定の体制はうかがえるが、補助事業の遂行体制としては具体性が薄い。
高品質・長期保存・簡単でおいしく栄養がとれる点など製品価値は示されるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けの数値は示されていない。
飽和蒸気調理機や食品用脱気装置の検証を行ったと書かれるが、今後の遂行方法やスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
「元気・サポート食」は介護食分野の商品とされるが、一般的な普及度や高水準の高付加価値化を示す記述は限定的。
高齢化や医療費の伸び抑制への社会貢献が述べられ、国が補助する理由の一端はうかがえるが、経済波及や雇用創出の数値は示されていない。
短時間調理や歩留まり向上、生産性が高まるとの成果は書かれるが、補助金投入額に対する効果の数値は示されていない。
自動コントロール化や脱気装置によるうま味抽出など技術活用はあるが、サプライチェーンへの貢献は明示されていない。
超高齢化社会への対応として健康長寿分野に進出する旨が書かれ、構造転換への言及はわずかにうかがえる。
香川県初の取組や香川からの発信といった地域性はうかがえるが、地域の雇用や経済成長を牽引する記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は市場拡大が見込まれ、冷凍食品を通して高齢者の健やかなライフをサポートし、医療費の伸びを抑えて社会貢献につなげたいと考えている。
美味しく、楽しく、健やかに
公式の事例集より(原文のまま)
医療用内視鏡部品の開発を手掛かりに医療機器市場への参入を図った。
効果:生産性 100%→130%
3次元設計CADを導入し、疑似曲面(多面体)による設計の簡易化とスピーディな設計対応を実証するため、試作船を建造した。
導入した高速斜め切りスライサーと電子スモーク装置を使い、銀鮭、サンマ、サバ、ヒラメを原材料とした商品開発を行った。