木材加工革新的新技術機械導入による生産性向上及び加工技術向上計画
羽柄材を加工する高速羽柄三次元切断機を導入した。
効果:筋違い加工の所要時間 4時間→3.25時間
四国溶材株式会社
成果フラックス配合業務の時間 73時間/月→19時間/月
| 事業者名 | 四国溶材株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 今治市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,情報処理,測定計測 |
| 従業員数 | 160人 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 設立 | 1947年 |
当社は溶接材料を作り続けてきた金属製品メーカーで、溶接・溶断関連の機械や高圧ガス、荷役機械なども幅広く扱っている。溶接材料生産の78%をフラックス入溶接ワイヤ(FCW)が占めており、その需要拡大が見込まれていた。フラックス入りワイヤの国内市場規模は溶接材料全体の36%を占めている。
抱えていた課題
やったこと
フラックス配合工程の一部を自動化するため、自動配合計量装置(副原料計量設備)を導入した。複数のフラックスを同時に計量できるようにし、作業者が1種類ずつ計量していた作業を短縮した。材料の運搬はエアによる圧送とし、運搬作業や篩への投入作業を自動化した。計量にはロードセルを用いた粉体計量の制御を採用し、パソコンと装置全体を連動させて指示や計量結果を確認できるようにした。
| 加工機 | 自動配合計量装置(副原料計量設備) |
|---|
フラックス配合業務が1カ月73時間から19時間に減り、需要増への増産や安定供給が可能になり、他業務への人材振替もできるようになった。30kg以上の材料運搬がなくなり、年齢や性別を問わず作業できるようになった。微粉末の飛散が止まり、有害物質への曝露リスクと健康障害が防止された。異材混入や計量ミスによる不適合業務も減った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
フラックス配合工程の自動化が事業の経緯として書かれ、既存の溶接材料生産の延長にあることはうかがえるが、経営戦略上の位置付けまでは書かれていない。
FCWが溶接材料全体の78%を占めることや市場シェア36%が示されるが、競争優位性についての記述は薄い。
手作業の配合で月73時間を要し、異材混入や誤投入の課題が具体的に示され、増産に向けた対応策として自動化が書かれている。
月73時間の配合業務が約73%減の19時間になるなど数値目標と成果が示され、5年で10%の拡販目標も明記されている。
業務の共有化や人材の振替に触れるのみで、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は読み取れない。
FCWが簡易自動溶接やロボット溶接に使われる点や造船需要の拡大見込みなど、ニーズの裏付けが具体的に書かれている。
自動配合計量装置の導入と将来的な粉体計量自動化への展開は書かれるが、スケジュールや課題解決の方法は詳述されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
フラックス入りワイヤが溶接材料の36%を占めるとあり一般的な普及度はうかがえるが、高付加価値化や高価格化の記述は読み取れない。
造船業の人材不足への寄与や作業員が減少する中での安定供給が書かれ、国が支援する社会的意義はうかがえる。
月73時間の業務削減や年齢性別を問わない対応など、投入に対する効果が数値で示されている。
計量の自動化とパソコン連動によるデジタル制御は書かれるが、サプライチェーンへの貢献や新しいビジネスモデルの記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
今治市の企業であることや雇用に触れる記述はあるが、地域の特性を活かした付加価値創出としては具体性が乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
フラックス入りワイヤの需要増により当社溶接材料の販売量の増加が見込まれ、造船需要の拡大と溶接の自動化の進展を背景に5年間で10%の拡販を目標としている。経験や年齢性別を問わず安定した品質の溶接施工ができるため、造船業界の人材不足の一助になるとしている。
羽柄材を加工する高速羽柄三次元切断機を導入した。
効果:筋違い加工の所要時間 4時間→3.25時間
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
倉庫業務は昼間に製品の出荷と資材の受入れ・入庫を行い、夜間に生産された製品のパレット積み収納と生産機械への資材投入を行っている。
効果:倉庫業務の人数 4名→2名