回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社原田鉄工
成果溶接作業の生産効率 1倍→1.5倍
| 事業者名 | 株式会社原田鉄工 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 佐賀市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 19人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1967年 |
取引先に高品質で低コストの製品を提供することを念頭に努力しているが、生産性の向上なくして業界のニーズに応えることは非常に厳しい状況にある。業界は3Kのイメージが払拭されておらず、若い人材が敬遠する業種になっていて人材確保が難しい。現在の工場では柱溶接作業を工員が手作業で行っており、採用状況の厳しさに加えて人材育成にも相応の労力と時間がかかっている。
抱えていた課題
やったこと
当社の品質・コスト・生産性向上の要である溶接作業を溶接ロボットに代替するため、柱大組立溶接ロボットシステムを導入した。まず溶接ロボットで対応可能な作業を確認し、工場内のレイアウトを見直して導入する機械の機種を選定した。機種決定後は数社から見積りを取り、納入業者を決めて発注した。既存のロボット設備との配置を考慮して工場内の従来の加工ラインを見直し、工程内作業の安全性と生産性を確認したうえで機械の設置場所を確保した。機械納入後に設置して試運転を行い、検収を完了した。
| ロボット | 柱大組立溶接ロボットシステム |
|---|
溶接作業の効率が約1.5倍~2倍に向上し、溶接作業員の削減によりコストを抑えられるようになった。将来問題視される溶接工の不足という懸念も解消できた。作業環境をマニュアル化したことで高年齢者や軽度の障がい者も取り扱えるようになり、雇用面でも生産性の向上が見込めるようになった。スパッタの減少により納品時の品質も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の溶接作業員の育成負担や人材不足が課題として挙げられ、溶接ロボット導入が生産性向上の要と述べられているが、過去の取組との連続性は書かれていない。
溶接作業の品質・コスト・生産性の課題は読み取れるが、市場動向や競争優位の根拠は示されていない。販路は北部九州から関東・関西へ広がると書かれている。
溶接作業の効率化が1.5~2倍、外注工員を50%~75%削減と具体的な数字があり、課題と解決策が対応している。
効率化1.5~2倍、外注工員50%~75%削減、スパッタによるコストダウン効果4分の1まで低減と数値目標に近い成果が示されている。
設備の選定、見積り、納入業者決定、試運転、検収まで実施手順が書かれているが、担当体制や人材の確保は具体的に書かれていない。
高品質で安定した鉄骨製作と納期・販路拡大を顧客価値として述べるが、ターゲット顧客の整理は薄い。
ロボット設置の工程見直し、安全性と生産性の確認、既存設備との配置考慮など、導入手順と検証が段階的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
鉄骨製造の溶接自動化で、分野の普及度や高水準の高付加価値化について明確な記述はない。
溶接工の不足や雇用面の改善、高年齢者や障がい者の雇用可能性が述べられているが、地域波及や社会インフラとしての根拠は薄い。
溶接の効率化1.5~2倍、外注工員50%~75%削減、スパッタ低減などの数字があり、費用対効果の一端がうかがえる。
溶接ロボットの導入は述べられているが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
北部九州から関東・関西への販路拡大が期待されると書かれているが、地域特性を活かした付加価値創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
生産性の低下はロボット化で対応可能であり、ロボット溶接へ移行すれば高品質でバラつきのない製品を提供できる。北部九州のみならず関東・関西の案件にも対応できるようになり、販路拡大が期待できる。技術習得中の若手社員を雇用しても一日当たりの加工量が安定して高水準になり、利益率の向上につながると考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名