回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ノブハラ
| 事業者名 | 株式会社ノブハラ |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 備前市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 31人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1993年 |
同社は平成4年の個人創業から有限会社を経て平成22年に改組し、防獣フェンス、鉄線、溶接金網、鉄筋メッシュなどを製造・販売している。建設会社やホームセンターなど2,500社の販売先を持つ。高強度スクリューメッシュはホームセンターで防獣フェンスとして販売され、強くて軽く安価なことから獣害対策を行う農家の間で人気が高まった。
抱えていた課題
やったこと
高強度スクリューメッシュ用伸線機を自己負担で導入し、自動マルチスポット溶接機を補助金で導入した。スタッフも増員し、生産体制の強化に取り組んだ。伸線機の開発は韓国の機械メーカーとのオリジナル伸線機の共同開発から始まり、ねじれのピッチの検討や溶接後に生じる反り返りの対策などを重ねた。新設備には溶接方法を含め最適なカスタマイズを施し、新スタッフの教育やホームページ・カタログの作成も進めた。
新しい製品・サービス:高強度スクリューメッシュ
高強度スクリューメッシュの生産量は当初の約1.5倍に伸び、販売先も2,000社から2,500社に増えた。溶接金網の製品比率では高強度スクリューメッシュが4割に拡大した。好調な売れ行きを背景に栃木県に専用工場を建設し、関東での製造・販売を開始した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成25年開発の高強度スクリューメッシュを翌年販売し、生産量を1.5倍に伸ばした流れは読めるが、経営戦略上の位置づけは明記されていない。
ホームセンター販売2,000社から2,500社への増加や、10%強度向上・17%軽量化などの特長から、競争優位の根拠が具体的に読み取れる。
ねじった角棒の溶接点のばらつきという課題認識と自動マルチスポット溶接機の導入が示されるが、付加価値化の数値目標は読み取れない。
生産量1.5倍という実績はあるが、高い付加価値創出や賃上げの目標値は書かれていない。
スタッフ増員と新スタッフ教育、伸線機導入など体制強化は読み取れるが、事務処理能力の詳細は薄い。
防獣フェンスとして農家に人気で、持ち運びや設置のしやすさ、安価さが選ばれる理由として具体的に示されている。
栃木県の専用工場建設や今秋からの関東展開は示されるが、課題解決の手順やスケジュールの検証は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高強度スクリューメッシュは独自開発品で市場での認知は広がりつつあるが、一般的な普及度の低さを数値で示す記述は薄い。
防獣フェンスとして獣害対策の農家に広がったことはうかがえるが、経済波及や雇用創出の国の政策的必要性は書かれていない。
使用材料の減少やコスト低下に触れるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
岡山県備前市の拠点から中四国や関東へ展開する地域事業として読めるが、地域特性を活かした雇用創出の具体数は薄い。
西日本での実績を自信に、関東での認知と売上の向上を目指している。
わらをねじれば強くなる。その原理をそのまま棒鋼に応用したところ、同様の好結果が得られました。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった