回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社司製作所
成果売上も30%程度向上している
| 事業者名 | 株式会社司製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 長崎市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1970年 |
金属切削加工、特に複雑形状の精密加工を得意とし、円安を背景に海外生産工場向けの装置部品受注が増加していた。海外工場向け市場は修正追加工ができないため、国内向けより部品精度の要求が厳しい。
抱えていた課題
やったこと
汎用機能とNC制御機能を併せ持つCNCフライス盤を導入した。この設備はベテラン技術者の汎用機械加工技術と最新型NC制御による高精度加工技術の両方を修得できる。ATC(自動工具交換装置)付のため、これまで複数台で行っていた加工が1台でできるようになった。加工物を付け替えずにすむことで、付け替えによるわずかなズレを防ぎ、0.01mmの精度を要する加工の精度向上が期待できる。
| 加工機 | CNCフライス盤(汎用機能とNC制御機能を併せ持つ、ATC付) |
|---|
前加工しか受注できなかった精密加工を仕上げ加工まで受注できるようになり、仕事の幅が広がった。売上は30%程度向上し、加工精度の向上により廃棄物も50%程度軽減した。生産効率の向上で利益率も増加し、事務員1名と作業員1名の雇用にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
家族経営から若手へ技術継承する課題があり、世代交代計画として精密加工の強化を位置づけているが、過去の取組との一貫性は詳述されていない。
海外工場向け受注増加と国内以上の精度要求に触れ、加工精度に強みを持つ点は読めるが、競争優位の分析は具体的に書かれていない。
精度低下や追加工頻度増、主力担当者の高齢化を課題として挙げ、CNCフライス盤導入で前加工から仕上げまで受注できるようになったと書かれている。
売上約30%向上、廃棄物50%軽減、事務員1名と作業員1名の雇用という数値目標と成果が示されている。
長男がフライス盤、次男が旋盤を担当し設備を使いこなしている点は読めるが、事務処理能力などの体制は書かれていない。
海外工場向け精密部品の需要と精度要求は読めるが、顧客ターゲットの整理や選ばれる理由の体系的な説明は薄い。
平成30年度補助金で最先端マシニングセンタを導入予定とあるが、中長期の遂行方法やスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
複雑形状の精密加工と0.01mm級の高精度加工に強みがあると書かれているが、分野の普及度や高価格化の水準は示されていない。
円安を背景とした海外生産工場向け受注増加に触れるが、波及効果や雇用創出以外の国が補助する理由は書かれていない。
売上約30%向上、廃棄物50%軽減、利益率増加と、設備投資に対する成果の数値が示されており費用対効果が読める。
CNC複合加工や汎用とNC制御の併用は読めるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
長崎市の機械加工業として雇用を生んだ点はうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値の記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日