ものづくり補助金平成27年度製造業鹿児島県

大型セラミックス対応の新型(大型)グラインディングセンターの導入

株式会社アルプスエステック

この事例のポイント

  • 自動車産業の電子化に伴い部品のコスト低減が必須となり、大量にしかも高精度で生産できる設備が求められている。
  • 大型セラミックスに対応するため、グラインディングセンターVM940Rを導入した。
  • 大型のセラミックス部品を加工できる設備を導入したことで、高い位置決め精度を確認でき、生産性も大きく向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アルプスエステック
所在地鹿児島県 霧島市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数62人
資本金6,000万円
設立2005年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力自動車産業の電子化に伴い部品のコスト低減が必須となり、大量にしかも高精度で生産できる設備が求められている。
  • 生産能力重要部品も大型化してきたため、加工機も大型にせざるを得ない状況にあり、生産能力の向上が必要になっている。

やったこと

大型セラミックスに対応するため、グラインディングセンターVM940Rを導入した。高剛性フレーム、ボールねじ、熱対策、ハイブリッド案内面などの革新的な構造を備え、2メートルを超える加工テーブルを装備している。設備の選定・発注、設備導入を行い、課題解決に向けてテスト加工、検証及びフィードバックを繰り返した。その結果、2メートルを超える加工テーブルを装備しても高い位置決め精度を有することが確認できた。併せて生産性の向上も大きく前進した。

加工機グラインディングセンターVM940R

事業の効果

大型のセラミックス部品を加工できる設備を導入したことで、高い位置決め精度を確認でき、生産性も大きく向上した。生産能力が高まり、大型部品の受注に対応できる体制が整った。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    設立以来の部品加工・装置製造の延長として大型部品対応を進める流れは読めるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    半導体・有機EL等の大型化やSiC部品の需要が背景にあり外部環境は読めるが、競争優位の具体的裏付けは乏しい。

  • 課題の認識と解決3

    大型化と加工能力不足という課題は示されるが、高付加価値化や成長の数値的な見通しまでは書かれていない。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員62名や設備導入の記載はあるが、補助事業を遂行する人材・事務体制の具体的記述はうかがえる程度。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    顧客ニーズへのワンストップ対応や多様な加工ニーズへの対応がわずかにうかがえるが、ターゲットは明確でない。

  • 事業化までの道筋3

    新規導入、テスト加工、検証、フィードバックの流れは示されており、遂行方法の概略は読み取れる。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    高剛性フレームや熱対策など構造面の特徴はあるが、分野の普及度や高価格化の水準は書かれていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    セラミックス研削事業の立ち上げや新規顧客開拓の記載があり、地域の雇用や波及効果が一部うかがえる。

  • 費用対効果3

    2メートル超のテーブルで高い位置決め精度と生産性向上が確認されたとあるが、数値による費用対効果は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    大型部品の加工や技術開発によるワンストップ対応が書かれ、サプライチェーン貢献がわずかにうかがえる。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    半導体・有機EL・LCD製造装置の大型化への対応が書かれ、成長分野への進出がうかがえる程度。

  • 地域経済への波及2

    姶良・霧島エリアの拠点で霧島市に立地する記載はあるが、地域経済を牽引する具体性は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

グループ会社の株式会社アルプスエンジニアリングでもセラミックス研削事業を立ち上げ、新規顧客開拓に注力する。グループ全体でワンストップで応えられるよう技術開発を進める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。