ものづくり補助金平成27年度製造業沖縄県

新機器導入とシステム連携で実現!増加するイベントツール制作の革新!!

有限会社福琉印刷

成果各作業の合計で総日数が8分の1に短縮

この事例のポイント

  • 沖縄県内のイベントは年々増加しているが、イベントで必要な印刷物の原稿収集がメール、FAX、手書き文書などさまざまな形で行われ、運営側の原稿処理の作業負担が大きい。
  • Web入稿済みのデータベースを活用し、小冊子、名札、DM、イベントグッズなどのツールについて、入稿完了を想定して制作から印刷、仕上げまでを導入した設備で検証した。
  • 各作業の合計で総日数が8分の1に短縮。原稿収集から印刷仕上げまでの作業負担が大幅に減り、多彩な商品を効率よく提供できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社福琉印刷
所在地沖縄県 那覇市
業種印刷・同関連業
従業員数10人
資本金1,000万円
設立1958年

事業の背景

沖縄県内で行われるイベントは年々増加傾向にあり、イベントには印刷物が欠かせない。売上は新型コロナウイルスの影響で減少し、助成金の活用や休業で耐える状況が続いた。現在は売上が8割まで戻っているが、厳しい状況は続いている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑沖縄県内のイベントは年々増加しているが、イベントで必要な印刷物の原稿収集がメール、FAX、手書き文書などさまざまな形で行われ、運営側の原稿処理の作業負担が大きい。
  • 生産能力当社システムを連携すれば作業負担を大幅に軽減できるが、一部の印刷物にしか適用できていない。
  • 品質・精度多種多様な形態、部数、短納期、増刷などに対応できる印刷技術とスピードの向上が課題であった。

やったこと

Web入稿済みのデータベースを活用し、小冊子、名札、DM、イベントグッズなどのツールについて、入稿完了を想定して制作から印刷、仕上げまでを導入した設備で検証した。各作業の合計では総日数が8分の1、作業時間が15分の1まで短縮でき、予想より良い結果が得られた。当社システムと設備を連携させることで、多種多様な形態、部数、短納期などに対応し、原稿収集から印刷仕上げまでの作業負担を外注せずに大幅に削減できるようになった。導入した設備はPP加工機とカッティングプロッターである。

加工機PP加工機
加工機カッティングプロッター

新しい製品・サービス:イベントに使用される小冊子、名札、DM、イベントグッズなどのツール

事業の効果

  • 各作業の合計で総日数が8分の1に短縮
  • 作業時間が15分の1まで短縮

原稿収集から印刷仕上げまでの作業負担が大幅に減り、多彩な商品を効率よく提供できるようになった。各作業の合計で総日数は8分の1、作業時間は15分の1に短縮され、予想より良い結果が得られた。今後は即応性、立体性、高品質性、個別性を備えたイベントツール群を作成し、受注と売上、利益の増加を図る。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    印刷物の原稿収集から仕上げまでの一貫対応という既存のWeb入稿システムの延長線上の取組と読めるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    沖縄県内のイベント増加という外部環境と、Web入稿データベースや連携システムという自社の強みに触れており、優位性の方向性は読み取れる。

  • 課題の認識と解決4

    原稿処理の作業負担や多種多様な形態・短納期への対応困難という課題を挙げ、受注増と売上増加を図る計画が示されている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    作業時間を15分の1、総日数を8分の1に短縮したとの実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員数10人と記載があるのみで、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述はほぼない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    イベント向け小冊子、名札、DM、グッズなど対象ツールを挙げ、多種多様な形態・部数・短納期に対応する選ばれる理由が述べられている。

  • 事業化までの道筋2

    補助事業後の展開は述べられているが、遂行スケジュールや課題解決の具体的な方法は記載が薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    イベントツールは一般的な印刷分野だが、即応性・立体性など高付加価値化をうかがわせる記述が一部にある。

公的補助の必要性60%
  • 波及効果・雇用2

    沖縄県内のイベント増加や地域需要に触れるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は明確でない。

  • 費用対効果4

    作業時間15分の1、総日数8分の1という数値で生産性向上を示しており、費用対効果の根拠として読み取れる。

  • イノベーションへの貢献3

    Web入稿データベースと設備を連携させた自動編集・個別印刷という取組はあるが、地域やサプライチェーン全体への貢献は具体的でない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    沖縄県内のイベント需要を取り込む地域密着の事業として読めるが、地域経済の成長や雇用への効果は示されていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後増加が予想されるイベントからより多くの受注を得て、売上や利益の増加を図る。学会やセミナーなどの運営サポートに特化して事業を展開していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。