荷姿の判別機能を有するロボットの導入による荷役作業の軽減と生産性向上
パレットに積載されて入荷した商品をコンベアへ投入する工程に「ランダムデパレタイズロボット」を導入した。
中城湾港運株式会社
成果積み替え作業の人員 6人→2人
| 事業者名 | 中城湾港運株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 沖縄市 |
| 業種 | 運輸に附帯するサービス業 |
| 従業員数 | 23人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1989年 |
当社は中城湾港における港湾荷役業務を主業務とし、定期貨物船の運航に伴うコンテナや他社スクラップ、飼料・肥料、機械、資材などの揚積荷役を行っている。鹿児島から送られる肥料や飼料を県内企業向けにパレットへ積み替える業務は、従来港の岸壁で人手によって行われていた。近年は人材募集をしてもなかなか集まらず、働き方改革も求められていた。
抱えていた課題
やったこと
積み替え作業の省力化と効率化のため、荷役ロボットを導入した。ロボットのアームが荷をつかみ上げ、パレットに積み上げた荷を回転させながら透明なビニールで包んでいく。建屋内の風通しのいい場所に設置したことで、作業員の体への負担も大きく減った。あわせてパワーアシストロボットを導入して効果を検証したところ、腰への負担軽減に効果的であることが確認されたが、一定のトレーニングが必要なため今後の検討となった。
| ロボット | 荷役ロボット |
|---|---|
| ロボット | パワーアシストロボット |
| その他 | コンベアライン |
荷役ロボットの導入により、積み替え作業の工数が激減し業務効率化に大きな効果があった。作業は人員が2人で足りるようになり、空いた人員を他の仕事に回せるようになった。機械が荷物を自動で積んでくれるため、作業員の体への負担が大幅に減り安全性も高まった。人件費などのコスト削減にもつながると見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
港湾荷役業務が主業務と書かれ、肥料・飼料の積替えを行ってきたことはうかがえるが、経営戦略上の位置付けや過去の取組との一貫性は読み取れない。
今後予想される港湾荷役業務の増加と人手不足への対応とあるが、市場動向や自社の強み・弱みを踏まえた競争優位性の記述は見当たらない。
従来6人常駐の積替え作業が2人で足りるようになり、人員を他業務へ回せたと具体的な人数で課題解決の効果が示されている。
人件費等のコスト削減につながるだろうとあるが、付加価値額や賃上げの目標値や数値は書かれておらず、実現可能性は判断できない。
鹿児島定期航路課など担当部署の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な説明は読み取れない。
袋物貨物の積替え作業の省力化という目的と、人手不足と労働環境改善という顧客側ではなく自社のニーズは読み取れるが、ターゲットや選ばれる理由は薄い。
パワーアシストロボットは腰の負担軽減に効果があったが、トレーニングが必要なため今後検討と書かれ、中長期の遂行方法や課題解決の方法は一部のみ読める。
公開されている事例からは読み取れません。
港湾の袋物積替えにロボットを使う例はうかがえるが、一般的な普及度や同分野での高付加価値化について言及はない。
公共性の高い業務を行っていると自負し、地域や社会に還元したいとあり、雇用や地域への貢献意図は読み取れるが、国が補助する理由としては具体性が薄い。
ロボット導入で6人が2人になり、作業員の体への負担が大幅に減ったと、人員数の変化で費用対効果の一端が示されている。
最新式ロボットの導入は書かれるが、サプライチェーンへの貢献やイノベーションへの波及についての記述は限られている。
公開されている事例からは読み取れません。
沖縄の物流を担う会社として地域に貢献する姿勢や、県内の廃棄物処理課題への取組が書かれ、地域特性を活かす意図は読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
貴重な人材を効率的に配置し、地域や社会に還元できるよう取り組んでいく。今後は県内で逼迫している廃棄物処理の課題に対処するため、リサイクル事業にも取り組みたいと考えている。
幸運人
公式の事例集より(原文のまま)
パレットに積載されて入荷した商品をコンベアへ投入する工程に「ランダムデパレタイズロボット」を導入した。
粉砕機とハンドソーを導入し、引っ越しに伴い発生する大量の不要品を効率的に処理できるようにした。
ITを活用した車両入退場管理システムを導入し、事前に発行したパスワードで車両とコンテナの入退場を確認する仕組みとした。